空き家再生でみんなが稼げる地元をつくる 「がもよんモデル」の秘密

和田欣也・中川寛子 著

内容紹介

人から始める、街のコミュニティデベロッパー
そのやり方が全部書いてある。
馬場正尊(OpenA/東京R不動産)

仕掛け人が明かす、皆が稼げるまちの仕組み

築百年以上の古民家が数多く残る大阪市城東区蒲生4丁目、通称「がもよん」。ここ10余年で30軒超が次々と再生され、空き家活用の先進地として注目を集めてきた。適度な耐震改修、有望な店舗の誘致、飲食業態による収益確保、地主との協働、競合せず共存できる関係づくりなど、皆が稼げるまちの仕組みを仕掛け人が明かす。

体 裁 四六・192頁・定価 本体2000円+税
ISBN 978-4-7615-2761-7
発行日 2021/02/01
装 丁 美馬智
カバーイラスト 鈴木裕之

試し読みレクチャー動画特典付書籍講入推薦文紙面見本目次著者紹介まえがき関連イベント発売記念キャンペーン(1)発売記念キャンペーン(2)書店様展開写真読者レビュー

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街の物件と可能性を発見し、いい店や人材をハンティング。時に自らリスクと責任を取り、出店者にも寄り添い続ける。まるで大手デベロッパーがやってることを、街を舞台に一人から始めちゃってるみたいだ。
一つ一つの活動は素早く小さく、起こった街の変化はダイナミック。
和田さんは、右手に理想、左手にソロバンを持った、最強のコミュニティデベロッパーだ。

馬場正尊(OpenA/東京R不動産)

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第一章 十余年で三十余軒が出店、撤退ゼロ。蒲生四丁目で何が起きているのか

蒲生四丁目というまち
誰が蒲生四丁目を変えたのか

コラム「がもよんを語る」
①田中創大氏「任せたら口は出さない、結果を見ても叱らない」
②納島輝久氏「責任感と当事者意識ががもよんを面白くしてきた」

第二章 空き家再生を稼ぐビジネスにする「がもよんモデル」とは?

外から見た「がもよんモデル」の独自性
地域内のネットワークを作る
自ら責任を背負う
「がもよんモデル」の特徴① 質の高い飲食を核にした稼げるまちづくり
「がもよんモデル」の特徴② 飲食店を含むまち全体を巻き込んだマネジメント
「がもよんモデル」の特徴③ 耐震改修から始まる空き家再生スキーム

コラム「がもよんを語る」
③久田一男氏「行政の均質なまちづくりとは一味違う『和田ワンダーランド』」

第三章 真似て稼げ。「がもよんモデル」を徹底解説!

まちのスケールを見定める ~歩き回れるエリアを集中的に~
空き家を見極める ~耐震改修から始めるスキームづくり~
大家を口説く ~周到な準備でお金の話も曖昧にしない~
まちに必要な店子を選ぶ ~飲食中心で確実に稼げるまちに~
事業リソースをシェアする ~ノウハウを共有しみんなで儲かる仕組みに~
仲介役の収益源を確保する ~もちろん、つなぎ役も儲かる仕組みに~
自前の事業にこだわる ~行政とはつかず離れず、補助金は受け取らない~
存在をアピールする ~定期的に地域を巻き込み、仲間を増やす~

コラム「がもよんを語る」
④草薙匠氏「がもよんドリームが意欲を刺激する」

第四章 これからの「がもよん」が目指すこと

「がもよん」のコロナ対応
自分の店を持ちたい人を応援するまちへ
まちの暮らしと結び付けた拠点づくり
川を越える「がもよん」拡大計画
「がもよんモデル」を大阪に、日本中に

コラム「がもよんを語る」
⑤スギタグループ代表取締役「地元の人間にはできないことがある」

対談 大島芳彦×和田欣也「定石と違うから「がもよん」は面白い」

和田 欣也

一般社団法人がもよんにぎわいプロジェクト代表理事。アールプレイ株式会社 代表取締役社長。1966年大阪市城東区出身。2005年に長屋再生事業を立ち上げ、2008年より大阪市城東区蒲生四丁目を中心としたエリアで「がもよんにぎわいプロジェクト」を行う。120年前に建てられた米蔵をイタリアンに改装した「リストランテ・ジャルディーノ蒲生」を皮切りに、洋食店、居酒屋、カフェなど現在までに32店舗を手掛ける。またまちおこしの一環としてバルイベント「がもよんばる」や「がもよん文化部」等の地域交流を精力的に実施。2020年3月、「大阪の下町、古民家利活用から発展したまちづくり事例」で2019年度第22回関西まちづくり賞(主催:公益社団法人日本都市計画学会)を受賞。

中川 寛子

東京情報堂代表。住まいと街の解説者。(株)東京情報堂代表取締役。オールアバウト「住みやすい街選び(首都圏)」ガイド。30年以上不動産を中心にした編集業務に携わり、近年は地盤、行政サービスその他街の住み心地をテーマにした取材、原稿が多い。主な著書に、『「この街」に住んではいけない!』(マガジンハウス)、『解決!空き家問題』『東京格差』(ちくま新書)など。日本地理学会、日本地形学連合、東京スリバチ学会各会員。

最初にご挨拶を。
大阪市城東区蒲生四丁目(がもよん)で三十軒以上の古民家を飲食店などに再生してきた和田欣也です。

この本は「古民家のお金の話」をまとめたものです。

全国には古民家再生による地域活性化を目指す団体がいくつも存在しています。しかし、補助金が尽きて活動できなくなるなどして、大体は数年で立ち消えているのが実情です。

一方、がもよんでの古民家再生モデルは、事業として定着しています。建物の持ち主・貸主と借主のつなぎ役である私の会社の売上も、年間で億を超えています。
古民家再生ビジネスは、仕入も在庫もないので倉庫費用がかかりません。また、仕事は受注・発注で成り立つのでリスクもありません。注文を獲得するための営業経費はある程度当初にかかるものの、軌道に乗ればほとんどの案件が紹介や問い合わせから成立するようになるので、長い目で見ればわずかで済みます。売上から出ていく経費はほんの少しなので、事業として儲からないほうがおかしいのです。

これからますます人口が減少していく中で、新築の着工数は減ります。ハウスメーカーはどうするのでしょう。営業できない工務店は、新築の受注からリフォームにはすぐにシフトできません。古民家再生ビジネスには、大手のデベロッパーやメーカーは参入しないし、マーケットは大きいのにライバルが少ない。ここまで挙げた状況を踏まえた上で本書を読まれ、そこでビビッと来なければ、ビジネスセンスはないと思ったほうがいいかもしれませんよ。

本書には、不動産業界で四十年近いキャリアがある中川寛子による取材・構成で、誰でも空き家再生に取り組めるようになるべく具体的なノウハウをまとめました。すべて私だけで成し遂げた仕事であるように見えるところがあるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。いつも私たちの活動を理解し、ご協力くださっている地域の方々や、店主の皆さんの力あっての「がもよんモデル」です。
建物を貸す人、建物を借りる人、そして建物のまわりで暮らす地域の人に喜ばれ、自分の稼ぎになり、まちも変わる。ぜひ、この本で「がもよんモデル」のエッセンスを得ていただき、地域の活性化に取り組んでください!

二〇二一年一月
和田欣也

“がもよん”オリジナルグッズプレゼント!&『がもよんモデル』に関する動画、見放題!

【キャンペーン概要】
『がもよんモデル』をご購入いただいた方の中から、
抽選で100名様に”がもよん”オリジナルエコバッグ&ステッカーをプレゼントいたします。
またキャンペーンにお申込みいただいた方は、本書に関する動画
・出版記念イベントアーカイブ
・がもよんまち歩き動画 など
が無料でご覧いただけます。(動画は現在準備中です。)
ぜひ本書をご購入の上、お申し込みください!

【申込み方法】
『がもよんモデル』に封入しているキャンペーン用紙に記載のURLからお申し込みください。
※当選者の発表は商品の発送をもって、かえさせていただきます。
※国内への発送に限らせていただきます。
※ご応募の際にご提供いただいた個人情報は、特典発送および弊社書籍案内のメール配信に利用させていただき、他の用途には使用いたしません。


「#がもよん」でSNSに投稿しよう!

【キャンペーン概要】
がもよん”のまちの風景やお店の写真を撮影し、「#がもよん」とハッシュタグを
入れて、SNSに投稿してください!本書と一緒に撮影いただくと、good!
SNSに投稿いただいた方の中から、20名様に“がもよん”グッズをプレゼントいたします。
※プライバシー等にはご配慮ください。
※投稿いただいた写真は広報に使用させていただくことがございます。

【当選者の発表】
当選者の方には、SNSのメッセージでご連絡いたします。
発表は21年4月上旬を予定しています。

がもよん古民家再生プロジェクトMAP

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