WORKSIGHT [ワークサイト] 4号
内容紹介
参加型デザインを活かしたイノベーション
オープンイノベーションに注目が集まっている。特に日本では、製造業を中心に、グループ企業で垂直統合型のバリューチェーンを構築してきたが、グローバル競争が激化するにつれ、既存ビジネスとは違う価値創出を迫られている。社内のリソースをどう得るのか、その要求に応える形としてオープンイノベーションを求む声が上がっている。今号の取材では、フィンランド、デンマークにおける人口が少なくとも世界的競争力を得られたしくみを追い、ドイツの事例では多くの技術シーズを抱えるメガカンパニーがどうイノベーションに挑戦しているのかを探った。いずれも「参加型デザイン」と呼ばれる様々なステークホルダーを巻き込む方法に着目し、環境インフラの工夫でオープンイノベーションが推進される事例について考えていく。
体 裁 A4変・80頁・定価 本体800円+税
ISBN 978-4-7615-0906-4
発行日 2013/06/24
CASE1
ロビオ エンターテインメント/新領域での更なる成長のために自社のカルチャーを再共有する
Interview
安岡美佳/北欧のオープンイノベーションを支える「参加型デザイン」とは?
CASE2
アールトデザインファクトリー/企業や社会にブレークスルーをもたらすイノベーションプラットフォーム
CASE3
シトラ/有識者8人による短期合宿で社会革新の芽を生み出す
Framework
山下正太郎/場が持つポテンシャルを活かせるオープンイノベーションのタイプとは?
CASE4
ドイツテレコム/二つのアプローチで社内シーズをイノベーションに結びつける
CASE5
マインドラボ/省庁間の抱える複雑な社会問題を参加型デザインの手法で解決する
CASE6
レッド・アソシエイツ/社会科学に基づいた知見とデータをイノベーションに活かす
Wrap-up
山下正太郎/参加型デザインを導入するためのプロセス、プレイス、ピープル
Reference
城田真琴/「ビッグデータ」の本質と活用のために必要なこと
Solutions
ホテル アンテルーム京都