北欧のスマートシティに学ぶ、ウェルビーイングな都市づくり |『北欧のスマートシティ』出版記念トーク

配信開始日:2023年3月10日| 再生回数:1748 | ご意見・ご感想はこちら

出演

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概要

イベント内容

世界各地でスマートシティの取り組みが活発化しています。北欧(デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド)で取り組まれているスマートシティは、アメリカや中国といった政府・大企業主導の取り組みとはまったく異なります。

新刊『北欧のスマートシティ』を上梓された、デンマーク・ロスキレ大学の安岡美佳さんに、北欧のスマートシティの特徴についてお話を伺います。デジタル化は暮らしをどのように変えたのか、スマートシティの事業によってどんな産業が伸びているのか、多様なステークホルダーが共創する場のつくり方、街で多様な実験を繰り広げるリビングラボの実態など、現地に暮らす専門家ならではの視点で、解説いただきました。

また、特別ゲストとして、フィンランドを拠点に北欧・バルト地域のスタートアップに投資を行うベンチャーキャピタル、Nordic Ninja VCのマネージングパートナー、宗原智策さんをお迎えし、スマートシティの発展に欠かせないスタートアップの役割についてご講演いただき、後半は対談ゲストとして、デンマークの設計事務所での勤務経験をお持ちの矢野拓洋さんにご参加いただき、テクノロジーを活用して理想の生活を追求する北欧のウェルビーイングな都市づくりについて、安岡さんとディスカッションいただきました。

出演者プロフィール

安岡美佳
ロスキレ大学准教授。北欧研究所代表。
1977年生まれ。京都大学大学院情報学研究科修士課程修了、東京大学工学系先端学際工学専攻を経て、2009年にコペンハーゲンIT大学で博士号取得。コペンハーゲンIT大学助教授、デンマーク工科大学リサーチアソシエイツ等を経て現職。2005年に北欧に移住。専門はユーザーセンターデザイン、デザインイノベーションの共創手法(デザインシンキング、参加型デザイン、リビングラボ等)、AI・ロボットを含めたITの社会実装など。2000年代からデジタルシティの研究に取り組む。

宗原智策
NordicNinja VC マネージングパートナー。慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行(JBIC)にて、M&A投資の方針・戦略立案や欧州のクリーンテクノロジーや蓄電システム向け投融資を行う。その後JBIC IG Partnersの立ち上げに参画し、ロシア・欧州向けのベンチャー投資をリード。2019年にNordicNinja VCの設立と共に拠点をフィンランドに移し、北欧・バルト地域でのベンチャー投資を行う。フォーカス領域はCleantech、AI/Autonomous、Blockchainなどで、投資先の社外取締役として日本市場への参画含めたビジネスディベロップメントも支援。

矢野拓洋
東京都立大学都市政策科学域 博士課程。IFAS 共同代表。シティラボ東京 コミュニケーター・ソトノバ パートナー。JaDAS・JAS 代表。1988年生まれ。東洋大学工学部建築学科卒業。バース大学大学院建築・土木工学部建築工学修士課程修了。2014-2016年デンマーク在住 設計事務所、研究機関勤務。著書に『フォルケホイスコーレのすすめ』『タクティカル・アーバニズム』など。

関連書籍

北欧のスマートシティ テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり

安岡 美佳・ユリアン 森江 原 ニールセン 著
四六判・288頁・本体2700円+税

オープンデータ、電子政府、リビングラボ、グリーンモビリティ、クリーンテック等、新しい社会のしくみを豊富な事例で紹介。

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