WORKSIGHT [ワークサイト] 13号


コクヨ株式会社・ワークスタイル研究所 著

内容紹介

「私」をエンパワーする都市

2008年の経済危機以来、アメリカのワーカーの意識は大きく変化した。経済的成功に価値をおかない新しい生き方とは何か? ニューヨークではブルックリンを中心に地産地消、フェアトレード、ハンドクラフトなど手触り感のある等身大のビジネスのあり方が模索されてきた。こうした新しいトレンドセッターとなった若者たちのムーブメントは大企業も動かしつつあり、クリエイティブやR&Dのセクションはブルックリンへと移ってきている。かたやマンハッタンはさらにハイエンドな都市像を提供することでワーカーに応えようとしている。デジタルネットワークを駆使し、ファシリティ、モビリティなどを再統合し新たな体験をデザインし始めている。しかし俯瞰してみれば、ブルックリンもマンハッタンも方向性こそ違えど、個人をエンパワーするという意味では共通している。「働く」という行為に、どのようにワーカーが主体性を取り戻しているのか見ていくことにしよう。

体 裁 A4変・96頁・定価 本体1000円+税
ISBN 978-4-7615-0915-6
発行日 2018/06/22


目次著者紹介

Case1

Kickstarter/個人と組織のミッションが共鳴する等身大の関係性

Case2

Boston Consulting Group/血の通ったテクノロジーで創造的「衝突」を起こす

Case3

Vice/「若者」に届くメディアは「若者」にしか作れない

Case4

A/D/O/MINIの哲学と未知の才能が交わる場所

Case5

Industry City/ブルックリンが育む仕事場のエコシステム

Case6

Pilotworks/フード・ビジネスへの情熱をワンストップで支える

CULTURE

Magick City

Wrap-up

山下正太郎/ワークスタイルの民主化

コクヨ株式会社・ワークスタイル研究所

世界の先端をゆく組織の働き方やオフィス空間を紹介する、2011年創刊の情報誌。
「働く環境のリデザイン」という視点から、経営の課題にアプローチする、ワークスタイル戦略を提案する。
現代のワークスタイルを考える企業のキーパーソンに向けて、海外の最新情報を発信し続けている。

ワークスタイル研究所は、ステーショナリー、オフィス家具、空間デザイン、働き方など、
多様な働く環境を提供するコクヨ株式会社の研究機関として調査研究・情報発信を行う。