新保奈穂美×饗庭伸「都市と農――日本と世界のトレンドを読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.2
出演
イベント内容
都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。
このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。
第2回目のテーマは、「都市と農」(書籍内におけるテーマ名は「緑地と農」)です。
地形に起伏があり、高度な農耕社会を経てから都市化された日本の都市の内部には、中小規模の緑地や農地が多く散在しています。人口が減少すると都市空間が使われなくなるので、中小規模の緑地はさらに顕在化してくるでしょう。暮らしや仕事の近くにあるこれらの緑地や農地をどう使っていくことができるでしょうか。
緑地と農は手頃な大きさであり、私たちが抱える様々な問題の解決手段として使うことができます。どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。
出演
新保 奈穂美(しんぽ・なおみ)
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科准教授、兼、兵庫県立淡路景観園芸学校主任景観園芸専門員。東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士課程、同博士課程修了。博士(環境学)。東北大学大学院国際文化研究科特任准教授も務める。博士課程時にウィーン工科大学(オーストリア)に留学、ポスドク時にリンカーン大学(ニュージーランド)に研究滞在。著書に『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』(2022年、学芸出版社)など。
饗庭 伸(あいば しん)
東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。
プログラム
- [話題提供]「都市と農」について学ぶための事例とキーワード
/新保奈穂美- 書籍で紹介しているキーワードについてのアウトラインや参照したい事例について解説します。
- [クロストーク&ブックレビュー]都市と農――日本と世界のトレンドを読む
/新保奈穂美×饗庭伸- 都市と農をテーマにした都市系の書籍をピックアップし、レビューしながらご紹介します。
- [質疑応答]
/新保奈穂美×饗庭伸×参加者の皆さま- 学習・研究・実務にかかわる方々からの質問にお答えしながらディスカッションします。