山納洋×飯田美樹「社会におけるカフェの役割」
配信開始日 | 2025年3月10日 |
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再生回数 | 102 |
収録元 | 山納洋×飯田美樹「社会におけるカフェの役割」 がくげいラボ×Talkin’ About vol.38(2024/12/19|京都・オンライン) |
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出演
大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所/談話室マチソワ プロデューサーの山納洋さんがホストとなり、面白い!と思っているゲストを招待、時には参加者を交えてざっくばらんに議論していただく連続トークイベント「がくげいラボ×Talkin’ About」
今回のゲストはカフェ文化、パブリック・ライフ研究家の飯田美樹さんです。
飯田さんは今年5月に『インフォーマル・パブリック・ライフ』(発行:ミラツク、発売:英治出版)を上梓されました。著書の中で飯田さんは、気楽に行けて、予期せぬ誰かや何かに出会えるかもしれない、あたたかみのある場所、そんな「インフォーマル・パブリック・ライフ」を生み出すための7つのルールをまとめておられます。
また15年前に書かれた『カフェから時代は創られる』(クルミド出版)では、20世紀前半のパリの伝説的カフェがなぜ多くの才能を輩出する場になったかを、多くの文献から読み解いておられます。
今回は飯田さんにこの2冊の著書について伺いつつ、「社会におけるカフェの役割」について深掘りしていきます。山納洋
登壇者
山納 洋
大阪ガスネットワーク(株)エネルギー・文化研究所研究員。1993年大阪ガス(株)入社。複合文化施設、ビジネスインキュベーションでの企画・プロデュース業務を歴任。トークサロン企画「Talkin’About」、まち観察企画「Walkin’About」、扇町ミュージアムキューブ内の談話室「マチソワ」などをプロデュースしている。主な著書に『common cafe』(西日本出版社)、『カフェという場のつくり方』『つながるカフェ』『歩いて読みとく地域デザイン』など、翻訳書に『分断された都市』(学芸出版社)がある。
飯田美樹
カフェ文化、パブリック・ライフ研究家
早稲田大学在学中に、環境問題に関心のある若者が集う場づくりを通じて、社会変革の場とは何かに関心を抱く。交換留学でパリ政治学院に行ったものの、世界のエリートたちとの圧倒的な差を感じ、避難所としてのカフェに1日3回通う。その頃、パリのカフェはフランス革命はじめ、社会変革の発端の場であったと知り、研究を開始。帰国後、京都大学の大学院で研究をすすめ、「天才がカフェに集ったのではなく、カフェという場が天才を育んだのでは」という視点で『カフェから時代は創られる』を出版。ニュータウンでの孤独な子育て経験から、街なかでリラックスし、誰かや何かと出会える場の重要性を痛感して研究をすすめ、『インフォーマル・パブリック・ライフ 〜人が惹かれる街のルール〜』を2024年に出版。現在はリュミエール代表として、「カフェ文化、インフォーマル・パブリック・ライフの研究・発信」「世界の知に触れる語学講座」「国際教養講座」を軸に活動中。