新保奈穂美×江口晋太朗×松本優真「都市型農園――まちのスキマを活かす農の可能性」コモングッドトーク vol.4

配信開始日:2021年8月27日| 再生回数:1251 | ご意見・ご感想はこちら
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概要

【イベント内容】

新型コロナウイルスの蔓延とともに、これまで顕在、潜在的であった社会や都市のあり方、人の暮らしや生活、社会基盤のあり方そのものが根底から問い直される時代となりました。

「私」と「公」の関係への問い直し。求められる「共」のあり方と「私」とのつながり。持続的な社会とその生態系に必要なもの。

思想や哲学を持ち、社会基盤の再構築や資本との付き合い方を捉え直すとともに、私(たち)が置かれている社会環境を取り巻くあらゆる分野を横断、越境しながら、これからの文化や社会、経済におけるオルタナティブな可能性について対話いたします。

企画は、ニュースレター「コモングッドをもとめて」を運営するTOKYObetaの江口と、学芸出版社の松本をモデレーターに、毎回、ゲストとともに考えていきます。

第4回目として、まちの空き地や遊休地を農の空間として活用する「都市型農園」についてリサーチされている、新保奈穂美さん(淡路景観園芸学校 景観園芸専門員)をゲストにお迎えしました。
国内外のさまざまな現場で得られた知見をシェアいただきながら、都市型農園の最新事情のほか、多様な人を招き入れるインクルーシブな仕組みづくり、都市生活者のウェルビーイングとの関わりなど、社会共生や資源循環の文脈で都市型農園がもつ可能性について、幅広く議論しました。

【登壇者】

新保 奈穂美(しんぽ・なおみ)

淡路景観園芸学校 景観園芸専門員
埼玉県生まれ。2010年東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修卒業。2012年東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士課程、2015年同博士課程修了。博士(環境学)。2014年日本学術振興会特別研究員DC2、2015年同特別研究員PD、2016年3月より筑波大学生命環境系助教、2021年4月より現職。博士課程時にウィーン工科大学(オーストリア)に留学、ポスドク時にリンカーン大学(ニュージーランド)に研究滞在。国内外の都市型農園について意義の変遷や運営方法、都市計画上の位置付けについて研究。兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師。

江口 晋太朗

編集者、ジャーナリスト、プロデューサー。TOKYObeta代表。「都市と生活の編集を通じて、誰がもその人らしい暮らしができる社会に」をテーマに、都市開発、地域再生、空間プロデュース、事業開発、ブランディングなど幅広く取り組む。著書に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)『孤立する都市つながる街』(日本経済新聞社出版社)『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)他。

松本 優真

学芸出版社編集部。1991年生まれ。

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