フランスのウォーカブルシティ
内容紹介
スピーディに街をウォーカブルに変える方法
フランスの街は今、歩く人や自転車で賑わい劇的にウォーカブルに変わっている。なぜ、スピーディにダイナミックに街を変えられるのか?歩行者空間の創出、自動車交通の抑制、自転車道・公共交通の整備、移動のDX等の方法論、制度・組織・実装のしくみを、多数の事例で紹介。15分都市からスマートシティまで、最前線に迫る。
ヴァンソン 藤井 由実 著
著者紹介
体裁 | 四六判・272頁(カラー16頁) |
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定価 | 本体2700円+税 |
発行日 | 2023-05-20 |
装丁 | 藤田康平(Barber) |
ISBN | 9784761528546 |
GCODE | 5671 |
販売状況 | 在庫◎ |
ジャンル | 公共空間/不動産活用・リノベーション |
はじめに
1章 パリ:ウォーカブルシティの最前線
1 ロックダウンで再認識された歩行中心の都市環境
2 世界とフランスの15分都市
3 パリのウォーカブルな都市再編
4 イダルゴ市長による「深呼吸するパリ」プラン
5 自動車交通を抑制するモビリティ政策
6 歩行者空間化は近隣商業を伸ばす
2章 なぜ、歩きたくなる都市が実現できるのか
1 ストラスブール、マルセイユ、ニース:観光都市のウォーカブルな水辺
2 ラ・ロシェル:70年代から取り組むカーフリーの発祥地
3 歩きたくなる都市を実現できる背景
4 車とどのように共存するか
3章 日常の移動を豊かにするモビリティ基本法
1 公共交通と歩行者空間をセットで都市を再編
2 公共交通の推進を支える法整備とプロジェクト支援
3 新しい時代の移動の哲学を示すモビリティ基本法
4 エコロジカルなモビリティへの移行
4章 ディジョン:MaaSの活用と統合型スマートシティ
1 行政が主導するMaaS
2 行政とコンソーシアムが協働するスマートシティ
5章 なぜ、都市政策をダイナミックに実装できるのか
1 広域で包括的な実行体制
2 政治家の高い意識と能力
3 行政の領域横断と機動力
4 財源の自立性と人材のダイバーシティ
5 税の再配分に見る社会の連帯
6 少子化対策にも貢献する住みやすい都市づくり
6章 ナント:15分都市エリアを創出したマスターアーバニストたち
1 中ノ島の造船所跡地の複合開発
2 都市開発におけるマスターアーバニストの役割
3 産業都市から環境・文化都市へ
4 マスタープランと建築許可によるコントロール
5 3代のマスターアーバニストが実現したこと
6 職住近接のライフスタイルを実現
7章 アンジェ:人々を巻き込む河岸駐車場の歩行者空間化
1 多様なステークホルダーとの合意形成を可能にする制度
2 市民に開かれた駐車場の広場転用プロセス
3 フランスの合意形成の特徴と意義
終章 フランスで主流になった「穏やかな街」
1 道路空間を共有するという発想が出発点
2 都市を車に適応させるプランニングからの脱却
3 穏やかな街を実現するステップとメリット
4 自分たちの住みたい都市を実現するために
おわりに
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