【受付終了】第二次大戦下の価格統制|第148回豊中まちづくりフォーラム

主催 豊中まちづくり研究所
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

戦争は物価を引上げる傾向がある。しかし、戦争を継続するためには物価上昇は極力抑制しなければならない。この矛盾にどう対処するのか。それは戦時経済の最大の課題である。輸入規制から代用品や消費節約など、さまざまな対策が講じられてもなお上昇する物価に対して、国家が強圧的に価格を公定する。それは想像を絶するほどの作業を伴うが、それでも価格を安定させることはできなかった。価格統制は闇取引を生み、生産力の減退を生み、品質の劣化を生み出す。当初は楽観的な見透しで始まった日中戦争から終戦までの8年間に及ぶ戦時価格統制の軌跡を概観します。
Ⅰ 戦争と物価問題
Ⅱ 初期の間接的統制とその限界
Ⅲ 直接的価格統制の始まり
Ⅳ 市場価格の全面的停止
Ⅴ 経済的孤立化の中での物価政策
Ⅴ 結び

概要

  • 日時:2020年10月21日(水)午後6時30分から
  • 会場:阪急豊中駅前 ホテルアイボリー
  • 会費:1,000円

講師

石原武政氏(大阪市立大学名誉教授)

神戸大学経営学研究科博士課程を経て大阪市立大学商学部助手、講師、助教授を経て 1984 年教授就任。2006 年大阪市立大学名誉教授。その後、関西学院大学商学部教授、 流通科学大学教授を歴任。商学博士。 1980 年代後半頃から地域商業問題への関心を強め、現場 と理論の橋渡しを目指す傍ら、中小企業政策審議会委員 等、各種の審議会・委員会等に参加。1997 年から 2009 年まで、中小企業政策審議会商業部会長、2006 年から 2011 年まで、経済産業研究所・通商産業政策史編集委員会委員を務める。
<主な著書>『街づくりのマーケティング』『まちづくりの中の小売業』『商業組 織の内部編成』『商業・まちづくりネットワーク』『小売業の外部性 とまちづくり』 『まちづくりを学ぶ』『シリーズ流通体系(全 5 巻)』『通 商産業政策史 1980~ 2000第4 巻商務流通政策』『商業・まちづく り 口辞苑』『小売業起点のまちづくり』
(共著)

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