中島直人×重松健×泉英明×島田智里×関谷進吾「公共空間から都市は変えられるか? ~ニューヨークと日本の実践から」

配信開始日:2024年3月15日| 再生回数:1138 | ご意見・ご感想はこちら

出演

このコンテンツにアクセスするには、まち座プラス会員としてのご登録が必要です。新規登録いただくか、登録がお済みの場合はログインしてください
ログイン新規登録
概要

イベント内容

『ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント』の刊行を記念して、著者の中島直人さん、関谷進吾さん、ゲストにニューヨークの建築事務所ラグアルダ・ロウ・アーキテクツの重松健さん、ハートビートプランの泉英明さん、ニューヨーク市公園局の島田智里さんをお迎えしトークイベントを開催。

資本主義、民主主義の希望や危機が都市のあり方を問うています。その最前線であるニューヨークは、公共空間に大変なエネルギーを注いで、都市改革を進めてきました。12月発売になる本書では、公園・水辺・ストリート・公開空地の再編から、多様なプレイヤーが共創する制度・組織の設計まで、公共空間から人と都市の関係を再構築する、エキサイティングな都市改革を紹介しています。

イベントの前半では、まず世界を先導してきたニューヨークの公共空間の取り組みの全貌について(中島さん)、さらに現地で日々体感されている公共空間の変化や日本との違いについて(重松さん)、そして日本での数々の公民連携事業の実践から公共空間を育てる視点や方法について(泉さん)、お話しいただきます。

後半のディスカッションでは、ニューヨーク市の島田さん、著者の関谷さんにもご参加いただき、日本のパブリックスペース・ムーブメントの展望と課題について議論いただきます。公共空間から都市は変えられるのか、その問いにニューヨークと日本の実践から迫ります。

登壇者

 

中島直人

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授。1976年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院修士課程修了。博士(工学)。東京大学大学院助教、慶應義塾大学准教授等を経て、2015年より現職。専門は都市計画、都市デザイン。著書に『ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント』(編著)など多数。(撮影:Tokyo Tender Table)

重松健(オンライン登壇)

Laguarda.Low Architects共同代表/inspiring dotsファウンダー。東京大学社会基盤工学科景観研究室卒業。2010年Laguarda.Low Architects New York設立。人々の体験をデザインすることを軸に、都市の付加価値は公共空間にあり、民間開発は公共と一体的に考えられるべき、という哲学の元、世界25カ国で都市計画建築設計を行う。代表作は中国のOCT BAY、東京のグランベリーパークなど。2018年より多分野のコラボレーション集団 inspiring dots を立ち上げ、多様なツールで社会課題の解決を目指す。

泉英明(オンライン登壇)

有限会社ハートビートプラン代表取締役。1971年生まれ。大阪大学工学部環境工学科卒業。2004年ハートビートプラン設立。都市プランナーとして、なんば広場の道路空間再編、北浜テラス、水都大阪など水辺のリノベーション、長門湯本温泉街の再生等の公民連携プロジェクトに関わる。著書に『民間主導・行政支援の公民連携の教科書』(共著)など。

島田智里(オンライン登壇)

米国ニューヨーク市公園局 都市計画&GISスペシャリスト。京都府立大学農学部で学位、米国ニューヨーク市立ハンター校で都市計画修士号取得。区長室、ニューヨークの建築会社勤務を経て2009年よりニューヨーク市公園局に勤務。2012年にアメリカ都市計画学会ニューヨーク支部経済開発委員長に就任。

関谷進吾

三菱地所株式会社協創推進営業部主幹。1983年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修了。プラット・インスティテュート大学院計画・環境センターアーバンプレイスメイキング・マネジメント修了。ユニオンスクエア・パートナーシップデザインスペシャリスト、WXY建築都市デザイン事務所プランナー等を経て、2021年より現職。著書に『ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント』(共著)など。