中村拓志×古谷俊一「みどりと親密な建築・空間を考える」
出演
イベント内容
『みどりの空間学 36のデザイン手法』著者の古谷俊一さんは、学生のころに観葉植物を育て始めたことをきっかけにみどりに魅了され、以来ずっと“みどりと建築の親密な空間”を追求してきた建築家。植栽の販売や管理、最近ではみどりの空間プロデュースも始められ、今まさに活躍の場を広げられています。今回出版されたご著書は、古谷さんの作品はもちろん、日本と世界の優れた「みどりの空間」を敢えて具体的に読みとき、設計実務に役立つ新しい資料集となりました。
今回のイベントでは、本書に2つの作品が掲載され、自然環境と親密で印象的な作品を多く手掛けるNAP建築設計事務所 代表・中村拓志さんをゲストに迎え、本の内容に触れながら、二人の建築家にとっての「みどりの空間学」を掘り下げていきました。
出演者プロフィール
古谷 俊一(ふるや・しゅんいち)
古谷デザイン建築設計事務所代表。建築家。造園家。
1974年東京都生まれ。1997年明治大学理工学部建築学科卒業。2000年早稲田大学理工学研究科建築専攻 石山修武研究室修了。IDÉE、UDSを経て、2009年古谷デザイン建築設計事務所、2022年みどりの空間工作所を設立。2020年~京都芸術大学客員教授。主な作品に「深大寺ガーデン」「東京クラシック馬主クラブ」「黒龍酒造ESHIKOTO PROJECT」など。著書に『みどりの建築術』。
中村 拓志(なかむら・ひろし)
株式会社 NAP建築設計事務所代表。建築家。
1974年東京生まれ。1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年隈研吾建築都市設計事務所入所。2002年NAP建築設計事務所を設立。NAPコンサルタント、NAP International、NAPデザインワークス代表も兼任。自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による「建築・自然・身体」の有機的関係構築を信条とする。主な作品に「Ribbon Chapel」「上勝ゼロ・ウェイストセンター」など。
関連書籍
『みどりの空間学 36のデザイン手法』
古谷俊一 著
A5判・184頁・本体3000円+税
みどりと建築が引き立て合う空間デザイン資料集。建築・インテリアの企画・設計に使えるノウハウを徹底図解。テーマ別植物図鑑付