益子智之×饗庭伸「レジリエンス――都市と災害を読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.1
出演
イベント内容
都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。
このレクチャーシリーズは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブです。
第1回目のテーマは、「レジリエンス」です。
地震災害や風水害に対して、かつては災害を予測し、壊れない建物をつくるといった、いわば「被害に遭わない」ことが重視されていました。
しかし今や、被害に遭うことを前提に、そこからいかに速く復元できるかに重きをおく「レジリエンス」が重視されるようになっています。
災害大国・日本で学び・仕事をするうえで、どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。
出演
益子智之(ましこ ともゆき)
東京都立大学都市環境学部観光科学科助教。1990年生まれ。早稲田大学創造理工学部建築学科卒業。同大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程・博士後期課程修了。博士(建築学)。日本学術振興会特別研究員DC1、早稲田大学建築学科助手・助教を経て、2022年から現職。主な著書に『ウォーカブルシティ入門 10のステップでつくる歩きたくなるまちなか』(共著)など。
饗庭 伸(あいば しん)
東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。
プログラム
- [話題提供]「レジリエンス」について学ぶための事例とキーワード
益子智之- 書籍で紹介しているキーワードについてのアウトラインや参照したい事例について解説します。
- [クロストーク&ブックレビュー]レジリエンス――都市と災害を読む
益子智之×饗庭伸- 災害をテーマにした都市系の書籍をピックアップし、レビューしながらご紹介します。
- [質疑応答]益子智之×饗庭伸×参加者の皆さま
- 学習・研究・実務にかかわる方々からの質問にお答えしながらディスカッションします。