橋本崇×向井隆昭×吹田良平×吉備友理恵『パーパスモデルで読み解く下北線路街プロジェクト』
パーパスモデルとは、プロジェクトにおいて、多様な関係者が同じ方向を向いて共通の目的を考えるためのフレームワーク。『コミュニティシップ』の刊行を記念して、編著者で下北線路街プロジェクトのデベロッパーである小田急電鉄の橋本氏、向井氏、監修者の吹田氏、そしてパーパスモデル考案者の一人、吉備氏をお迎えして、プロジェクトの開発プロセスを可視化するイベントを開催しました。
関係者間でどう想いを共有し、どんな人がどう関わって開発が行われてきたのか。さまざまなビジネスにおいて、社会課題に向き合い、共創してプロジェクトを成功させるためのヒントになるはず。
出演
橋本 崇(はしもと・たかし)
小田急電鉄まちづくり事業本部エリア事業創造部課長
1973年生まれ。東京理科大学理工学部卒業後、小田急電鉄株式会社に入社。鉄道事業本部にて大規模駅改良工事、駅リニューアル工事、バリアフリー整備工事等を担当後、開発事業本部に異動し、新宿駅リニューアル工事、駅前商業施設、学生寮「NODEGROWTH湘南台」、旧社宅のリノベーション住宅「ホシノタニ団地」等の開発を担当。2017年より下北沢エリアの線路跡地「下北線路街」のプロジェクトリーダーを務める。
向井隆昭(むかい・たかあき)
小田急電鉄まちづくり事業本部エリア事業創造部課長代理
1990年生まれ。立教大学経済学部卒業後、小田急電鉄株式会社に入社。開発事業本部にて海老名駅前商業施設「ビナフロント」、旧社宅のリノベーション住宅「ホシノタニ団地」等沿線の不動産開発を担当。 2015年より下北沢エリアの線路跡地「下北線路街」の開発プロジェクトにおける企画・営業面で開発から管理運営まで一貫して担当している。
吹田良平(すいた・りょうへい)
株式会社アーキネティクス代表取締役、『MEZZANINE』編集長
1963年生まれ。浜野総合研究所を経て、2003年、都市を対象にプレイスメイキングとプリントメイキングを行うアーキネティクスを設立。都市開発、複合開発等の構想策定と関連する内容の出版物編集・制作を行う。主な実績に「渋谷QFRONT」企画、著書に『グリーンネイバーフッド』等がある。2017年より都市をテーマとした雑誌『MEZZANINE』を刊行。
吉備 友理恵(きび・ゆりえ)
株式会社日建設計イノベーションセンタープロジェクトデザイナー。1993年生まれ。神戸大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻修士課程修了。株式会社日建設計NAD室(Nikken Activity Design Lab)に入社し、一般社団法人Future Center Alliance Japanへの出向を経て現職。都市におけるマルチステークホルダーの共創、場を通じたイノベーションについて研究実践を行う。共創を概念ではなく、誰もが取り組めるものにするために「パーパスモデル」を考案。
※所属などはイベント当時のものです。
対象書籍
『コミュニティシップ 下北線路街プロジェクト。挑戦する地域、応援する鉄道会社』
橋本 崇・向井 隆昭・小田急電鉄株式会社 エリア事業創造部 編著 吹田良平 監修
A5判・224頁・本体2600円+税