新保奈穂美×南部良太「都市の農をデザインする」
イベント内容
この動画は、2022年9月7日に開催した「新保奈穂美×南部良太『都市の農をデザインする』」の前半パートを抜粋したものです。
郊外の耕作放棄地、都市公園の一角、商業施設の屋上、団地の敷地――。まちのスキマに点在する未活用空間に、都市住民の手による農園が増えています。
都市での暮らしを豊かにするだけでなく、空き地の利活用、コミュニティの再生、都市の緑化、環境教育や食育などさまざまな課題解決に貢献できる、そんな「都市型農園」の可能性を、もっと探りたい!
このイベントシリーズはそんな思いのもと、『まちを変える都市型農園』著者の新保奈穂美さん(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師、兼、兵庫県立淡路景観園芸学校景観園芸専門員)をホストに迎えて開催。今回は、一般社団法人MURA代表理事で、農業デザイナーとして活躍する南部良太さんをゲストにお迎えしました。
出演者プロフィール
新保 奈穂美(シンポ・ナオミ)
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師、兼、兵庫県立淡路景観園芸学校景観園芸専門員。東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士課程、同博士課程修了。博士(環境学)。筑波大学生命環境系助教を経て、2021年4月より現職。2021年8月より東北大学大学院国際文化研究科特任講師も務める。博士課程時にウィーン工科大学(オーストリア)に留学、ポスドク時にリンカーン大学(ニュージーランド)に研究滞在。著書に『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』(2022年、学芸出版社)など。
南部 良太(ナンブ・リョウタ)
一般社団法人MURA 代表理事。農業デザイナーとして農業とデザインをつなげる活動をするかたわら、赤坂見附にて「食と農」をテーマとするキッチン付きシェアオフィスを運営する。2016年より、東京都国分寺市の地域活性化プロジェクト「こくベジ」の運営に携わる。同プロジェクトでは地元野菜の配達もしており、農と食をテーマに人と人のつながりを大切に活動している。
関連書籍
『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』
新保 奈穂美 著
四六判・208頁・定価 本体2400円+税
郊外の耕作放棄地、都市公園の一角、商業施設の屋上、団地の敷地――。まちに点在する未活用空間に、都市住民の手による農園が増えている。空き地の利活用、コミュニティの再生、都市緑化、環境教育や食育といった地域課題解決に貢献する都市型農園について、国内外の先進事例や実践者への取材を交え、最新の知見を整理する。