陣内秀信×ホルヘ・アルマザン×齋藤直紀「これから東京はどう変わるか?」『東京の創発的アーバニズム』刊行記念トーク
出演
イベント内容
世界のどこにもない東京の最大の魅力は、ヒューマンスケールの商いや居住の集積にある。2022年10月に刊行された書籍『東京の創発的アーバニズム』では、横丁、雑居ビル、高架下、暗渠等で営まれるボトムアップの「創発的な」東京を豊富な図解とともに紹介しています。
現在、都心では大々的な再開発が行われ、本書で紹介したヒューマンスケールの活気あふれる東京の姿は、近い将来まったく異なるものになるかもしれません。そうした現状を踏まえ、東京論の著作を多数お持ちの陣内さんとともに、東京という都市の面白さを紐解きながら、これから東京はどう変わるかについて、議論いただきました。
出演者プロフィール
陣内秀信
建築史家、都市史家、法政大学特任教授。1947年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。専門は、建築史・都市史。イタリアを中心とした地中海世界、江戸・東京をフィールドとする。主な著書に『東京の空間人類学』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)、『水都東京:地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外』 (筑摩新書)など多数。
ホルヘ・アルマザン
建築家、慶應義塾大学准教授。1977年生まれ。マドリード工科大学修士課程修了。東京工業大学博士課程修了。2009年より慶應義塾大学にて教鞭をとる。2011年から建築設計研究室「Studiolab」を主宰。ホルヘ・アルマザン・アーキテクツ代表。著書に『Emergent Tokyo: Designing the Spontaneous City』(ORO Editions、2021)。東京に関する論文を多数執筆。
齋藤直紀
東京デザイナー学院非常勤講師。1991年生まれ。東京理科大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院助教(有期・研究奨励)を経て、同大学院博士課程単位取得退学。博士(工学)。現在は在野で研究や地図製作、GROUPで建築の設計や制作を行っている。主な活動として、設計・施工「新宿ホワイトハウスの庭」、企画・編集「ノーツ第一号 庭」、個展「手入れ/Repair」など。
関連書籍
『東京の創発的アーバニズム 横丁・雑居ビル・高架下建築・暗渠ストリート・低層密集地域』
ホルヘ・アルマザン+Studiolab 著
A5判・224頁・本体2400円+税
東京は、小さな商いや居住が集積する裏通りや路地が面白い!横丁、雑居ビル、高架下、暗渠等の使い方を図解した画期的都市論。