図解 住まいの寸法
暮らしから考える設計のポイント

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堀野和人・黑田吏香 著/日本建築協会 企画

内容紹介

住宅の設計には、そこに住む人の暮らしをふまえた寸法への理解が欠かせない。本書では、玄関、階段、トイレ、洗面室など、住まいの13の空間の持つ機能と要素を整理し、そこで行われる生活行為に支障のない、理に適った寸法をわかりやすい2色刷イラストで紹介。寸法という数字の持つ意味を知ることで設計実務に活かせる一冊。

体 裁 A5・200頁・定価 本体2600円+税
ISBN 978-4-7615-2644-3
発行日 2017/07/01
装 丁 森口 耕次

試し読み目次著者紹介はじめに電子版

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はじめに

01 玄関・ホール

Point おもてなしと生活行為に必要な空間を確保する
1 お客様2人が並べる幅と奥行は2.0m×1.5m
2 機能的で美しい軒下は奥行1.0m×高さ2.4m
3 事故防止のためのポーチ段差は150mm
4 使えるベンチ高さは玄関土間+500mm
5 4人家族で棚10m(50足)の玄関収納
6 演出スペースに花瓶を置くなら奥行400mm以上
7 居室と同じ採光(A / 7)と換気(A / 20)を確保
8 コンセントはFL+400mmで抜き差ししやすく
コラム 玄関と花見の関係

02 階段

Point 安全性と使いやすさを確保する
1 降りる際に、一段手前で頭上寸法2.1m
2 蹴上と踏面の関係は550mm≦蹴上×2+踏面≦ 660mm
3 階段下のトイレ利用は便座先端で2.1m
4 窓台高さ800mm以上の縦長窓が有効
5 段板+2.2mで明るく交換しやすい器具配置
コラム ホームエレベーター

03 トイレ

Point 動作効率の高い快適な空間に
1 長辺内法1.3m以上、便器前に0.5mは必須
2 扉幅は800mmで、外開きか引戸にする
3 紙巻器は便器先端から100mm
4 視線カットの開閉角度は30度以内
5 ブラケットは扉開き側でFL+2.0mに設置
コラム 玄関から見えるトイレ

04 洗面室

Point 4つの生活機能を持つ空間を整理してレイアウト
1 ドラム式洗濯機の前は600mm以上空ける
2 室内干し空間は幅2m、奥行1mが目安
3 給水栓は洗濯機高さ+300mm
4 化粧洗面台前は1m以上確保
5 GL+2.0m超えでプライバシーと防犯性向上
6 洗濯機用コンセントはFL+1.3mが目安
コラム 開口部の侵入対策と CPアイテム

05 浴室

Point プライバシーと使いやすさ・安全性で考える
1 座位600mm、立位750mmで4ヶ所の手すり
2 0.8m×1.6mで介助しやすい洗い場寸法
3 浴槽(≒800mm)越しの窓は避ける
コラム 寒い浴室と熱いお湯

06 和室

Point 用途を明確にして隣室とのつながりを考える
1 面積×0.605、面積÷1.62で畳数表記
2 京間(955mm×1910mm)と江戸間(880mm×1760mm)
3 床段差は5mm以内に
4 1.75m幅の押入れは、開き襖で広く使う
5 縁側幅900mmで変わる採光計算
6 200mm目線が下がる座空間の器具配置
コラム 茶室炉と床の間、畳の関係

07 キッチン

Point 片付けやすい工夫と効率的な家事動線
1 ワークトライアングル3.6~ 6.0mでチェックする
2 並べて使う家電のカウンター長さは1.5m以上
3 幼児侵入防止柵の高さの目安は500mm
4 コンセントは適材適所で8口以上
コラム キッチンは暑くて寒い

08 ダイニング

Point 4人家族の場合でも6人掛けの食卓で考える
1 食卓周囲主動線は0.8m幅、配膳は0.6m幅
2 対面カウンターの高さはFL+ 1.1m
3 奥行はA4雑誌250mm、パソコン・電話450mm
4 ペンダント照明高さは食卓面+700mm
コラム 2世帯住宅設計の掟

09 リビング

Point 家族それぞれの寛ぎスタイルから考える
1 最適視聴距離は液晶TV画面高さの3倍程度
2 間口2m以上で落ち着きのあるつなげ方に
3 歩行者目線1.7mで考える大開口の快適性
4 腰掛けても使いやすい段差は300~450mm
5 エアコンの気流到達距離は7~8m程度
コラム プランの中を歩いてみる

10 主寝室

Point ベッドの寸法と動線の幅に注意してレイアウトする
1 部屋短辺はベッドサイズ+0.6mで3.0m以上
2 必要なハンガーパイプの長さは1人3mが目安
3 高齢者用寝室の内法面積は12m2 以上
4 枕元のブラケット照明はベッドから20cm離す
コラム 夫婦別室の検討

11 子供室

Point ライフスタイルの変化に対応できる寸法と配置
1 掃出し窓前は通行幅0.6m以上確保
2 壁厚150mmの界壁仕様で音対策
3 使えるパイプ高さは身長の1.2倍+100mm
4 足掛り+800mmの手すり追加で転落防止
コラム 「エンプティネスト化」させないために

12 納戸・ウォークインクローゼット

Point 必要な場所に必要な収納床面積を確保する
1 引出しが使える通路幅は1.0mが目安
2 搬出入通路幅は片側1.25m以上
コラム 納戸を借りる

13 バルコニー

Point 洗濯物干し以外の用途も考えた幅と奥行
1 物干し竿の必要長さは4人家族で7m
2 転落防止、視線カットに有効な手すりの高さ

おわりに

堀野 和人(ほりの かずと)

1965年大阪府生まれ。ゼネコン、ハウスメーカー設計室勤務を経て、一級建築士事務所スマイリズム.を設立。一級建築士、一級建築施工管理技士。
黒田 吏香(くろだ りこう)イラスト担当
1971年大阪府生まれ。メーカーデザイン企画室、絵本出版社などの勤務を経て、フリーランスデザイナー・イラストレーターとして活動。

お客様や工務店などからプランニングを依頼される際、多くがリビング・ダイニング20畳、主寝室10畳+ウォークインクローゼット、和室6帖など、プランに含める部屋の種類と広さでリクエストされます。お客様がその部屋ですること、したいことも十分わからない中で、多くの設計者はそれを実現すべく苦慮するわけですが、それで出来上がった家はお客様にとって満足のいく家となるのでしょうか?

日本人は、家族全員が和室(茶の間)で寛ぎ、食事をして、就寝する際はテーブルを畳んで布団を敷くというスタイルで長く生活してきました。現在では、洋風化が進み、リビングで寛ぎ、ダイニングで食事をし、寝室で就寝するなど、機能が分かれて多くの部屋が必要となってきましたが、ここで考えないといけないことは、ダイニングは食事だけの空間ではないということです。洗面室は洗濯機と洗面台を置くだけでは満足のいく空間にならないということです。

又、浴槽やキッチンの大きさは家族数や住宅規模の大小で、さほど変わらなくても、30坪と60坪の家の玄関が同じ広さでは違和感があります。生活行為が支障なく行えるだけでなく、住宅の規模に対して個々の空間をバランスよく設計することも重要です。

本書では、住宅を13の空間に分けて、それぞれの空間が持つ機能と要素を整理した上で、その空間内で行われる生活行為に対して、支障のない空間寸法を理解しやすくまとめています。又、安全や高齢者対応、プライバシー、採光換気、収納などの観点から配慮すべき寸法についても、住宅の品質確保の促進等に関する法律で定められた、住宅性能評価の規定等を例に詳しく説明しています。住まいやすさ実現のための寸法の基準書として、本書をご活用いただけると幸いです。

本書は電子版も発行しております。大学・専門学校等の教科書、もしくは研修等のテキストとしてのご採用をご検討の場合は、こちらをご覧ください。

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