図解 間取りの処方箋

堀野和人・小山幸子 著
日本建築協会 企画

内容紹介

玄関・トイレ・LDK・寝室・納戸など、住まいの8つの空間について、実際に人が暮らしていく上で不都合が生じる「お困り間取り」とその改善ポイントを、ユーザーの会話+「設計課長の診察室」という構成で、2色刷イラストを用いて丁寧に解説。各章末には巷に溢れる「チラシの間取り10ポイントチェック」も掲載。

体 裁 A5・184頁・定価 本体2600円+税
ISBN 978-4-7615-2702-0
発行日 2019/04/25
装 丁 中川未子(よろずでざいん)

目次著者紹介はじめに

はじめに

登場人物

01 玄関・ホール、階段

CASE 1 靴の海を渡ってあがる玄関
CASE 2 転落や扉との衝突など危険性の高い階段
CASE 3 頭上に気を使う階段下のトイレ
チラシの間取り10ポイントチェック①
「ゆったりとした玄関とリビングが心地よい家」

02 トイレ、洗面、浴室

CASE 1 玄関入ればトイレ扉がお出迎え
CASE 2 2階にトイレがない家
CASE 3 リビング扉と向かい合ったトイレ
CASE 4 高齢者等に配慮の乏しいサニタリー空間
CASE 5 暗くて湿っぽくちらかりやすい洗面室
CASE 6 入浴後に視線が気になる「リビング階段」
チラシの間取り10ポイントチェック②
「LDK+ガレージ2台の南東向きの明るい家」

03 和室

CASE 1 知らないでは済まされない和室造作のしきたり
CASE 2 布団を出し入れしにくい押入れ
CASE 3 してはいけない畳の敷き方
CASE 4 リビングと一体で使えない和室
CASE 5 床の間からトイレの音が聞こえる
チラシの間取り10ポイントチェック③
「スムーズにつながる家事導線とゆとりの和室プラン」

04 L・D・K

CASE 1 リビングドアを開けたら目の前にキッチン
CASE 2 キッチンを通らないと風呂に行けない
CASE 3 リビングから見通せるキッチンの勝手口
CASE 4 4人掛けの食卓では家族以外は座れない
CASE 5 人通りが多いリビングは落ち着かない
CASE 6 玄関からトイレとキッチンを経由して入るリビング
CASE 7 余計なものが見えて寛げないソファの配置
CASE 8 南面でも日射しがない庭とリビング
CASE 9 正方形のLDKは使いにくい
CASE 10 エアコンやカーテンを照らすだけのダウンライト
チラシの間取り10ポイントチェック④
「大型収納スペースを採用。子育てを楽しむ家」

05 寝室(主寝室、子供部屋)

CASE 1 ダブルベッドしか置けない主寝室
CASE 2 子供部屋と壁1枚で隣接する主寝室
CASE 3 壁で仕切られた狭すぎる書斎
CASE 4 分割すると収納に困る子供部屋
CASE 5 ベッドが置けない子供部屋
チラシの間取り10ポイントチェック⑤
「ママにうれしいたっぷり収納ハウス」

06 納戸・ウォークインクローゼット

CASE 1 広さの割に収納できないWIC
CASE 2 タンスを出し入れできない納戸
チラシの間取り10ポイントチェック⑥
「吹抜けリビングとウッドデッキで楽しい団らんを育む家」

07 バルコニー・エクステリア

CASE 1 1回分の洗濯物が干せないバルコニー
CASE 2 道路から玄関がわかりにくい
CASE 3 リビング掃出し窓の前がアプローチ
CASE 4 助手席からしか乗り降りできない駐車スペース
チラシの間取り10ポイントチェック⑦
「主寝室が広い、子育てに便利な5LDKの家」

08 外観

CASE 1 単純で面白くない屋根、複雑で雨漏りする屋根
CASE 2 下屋の止まりが中途半端でカッコ悪い
CASE 3 ひと工夫欲しい南接道の外観
CASE 4 エアコン配管が目立つファサード
チラシの間取り10ポイントチェック⑧
「収納充実で工夫いっぱいの家」

おわりに

堀野和人

一級建築士事務所スマイリズム.代表。ゼネコン、ハウスメーカー設計室勤務を経て現職。一級建築士、一級建築施工管理技士。著書に『図解住まいの寸法』(学芸出版社)。

小山幸子

イラストレーター、一級建築士。建築関係の実務に携わる傍ら、住まいに関するイラストを多く手がける。

週末に向けて、新聞に折り込まれるチラシといえば、家電量販店、ショッピングモール、スーパーマーケット等と並んで多いのが不動産関係のチラシでしょう。その多くは休日を利用してモデルハウスや土地を見学に行く人に向けたもので、住宅展示場のイベント情報もあれば、ハウスメーカーや地場の工務店、ビルダーの建売物件や売り土地の情報、不動産屋さんが取り扱う中古、賃貸物件の情報など、掲載されている内容も多岐にわたります。

例えば、建築条件付き100㎡(30.2坪)の参考プランが掲載されているチラシの間取りに対して、購入する必要や予定がないのに、このリビングは狭い、子供部屋は4.5畳もあればよい、2階にトイレはいらないなどと突っ込みを入れている人が多く存在することをご存知でしょうか?

掲載されている土地情報は面積と方位程度で、用途地域(建蔽率、容積率)の記載もなければ、接している道路幅員、土地の高低差、周辺環境の情報もなく、何より想定している家族構成も書かれていません。

そのような間取りをチェックしても、自分の理想に合うはずもなく、空しいだけですが、お客様の意向をくむ必要もなく、自由にプランニングできるはずのモデルハウスで、なぜこんな間取りになる?と首をひねる例の多いことがわかります。

本書ではそんな間取りに対して、「間取り女子」が問題点をあぶり出して、「設計課長」が処方箋を発行するという手法で改善した間取りを39例ご紹介しています。間取りを全て変更するのでなく、極力外形を変えずに部分的な変更に留めることで、新築住宅の設計者だけでなく、リフォームの設計にもお役立ていただける内容になっています。また、本書は2017年に私が執筆した、『図解住まいの寸法 暮らしから考える設計のポイント』の実践編としてもお使いいただける内容で、「住まいの寸法」をより深く理解できるようになっています。合わせてご活用いただけると幸いです。

堀野和人

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メディア掲載情報
2020年8月31日

『図解 間取りの処方箋 暮らしから考える住宅設計・改修のポイント』(堀野和人・小山幸子 著 日本建築協会 企画 )が「日事連」で紹介されました

その他のお知らせ

公開され次第、お伝えします。

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