初めての建築構造設計


〈建築のテキスト〉編集委員会 編

内容紹介

RC造とS造を例に親しみやすい構成で解説

鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造の構造計算書を例示し、対面頁でその構造計算の具体的な手順を丁寧に解説した見開き2頁構成。特に重要な用語については、最終章でさらに詳しい解説を付した。数多くの図表と対話形式による解説を随所に取り入れるなど、親しみやすくわかりやすい記述に十分配慮した、初学者に最適なテキスト。

体 裁 B5・240頁・定価 本体3200円+税
ISBN 978-4-7615-2164-6
発行日 1996-11-25
装 丁 前田 俊平

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目次著者紹介まえがき

1章 構造設計の概要

1・1 構造設計とその考え方
1・2 構造計画について
1・3 構造計算について

1・3・1 荷重
1・3・2 荷重の組合せ
1・3・3 一次設計と二次設計

2章 手鉄筋コンクリート構造の計算例

鉄筋コンクリート構造の概要

2・1 一般事項

2・1・1 建築物の概要
2・1・2 設計の方針
2・1・3 材料の許容応力度
2・1・4 荷重および外力
2・1・5 略伏図・略軸組図

2・2 荷重計算

2・2・1 固定荷重
2・2・2 床の単位荷重表

2・3 スラブ・小梁・階段の設計

2・3・1 スラブの設計
2・3・2 小梁の設計
2・3・3 階段の設計

2・4 準備計算

2・4・1 剛比の計算
2・4・2 鉛直荷重時の大梁の\iC\i、\iMO\i、\iQO\iの計算
2・4・3 鉛直荷重時柱軸方向力の計算
2・4・4 地震力の計算
2・4・5 設計ルートの検討

2・5 鉛直荷重時応力の計算

2・5・1 ラーメンの応力計算
2・5・2 ラーメンの応力図

2・6 水平荷重時応力の計算

2・6・1 柱のせん断力分布係数\iD\i値および反曲点高比\iy\iの計算
2・6・2 各階の\iD\i値一覧図
2・6・3 層間変形角の検討
2・6・4 剛性率の検討
2・6・5 偏心率の検討
2・6・6 ねじれ補正係数の算定
2・6・7 ラーメンの応力計算

2・7 大梁・柱の設計

2・7・1 大梁の設計
2・7・2 柱の設計

2・8 基礎の設計

2・8・1 基礎梁の設計
2・8・2 独立基礎の設計

3章 鉄骨構造の計算例

鉄骨構造の概要

3・1 一般事項

3・1・1 建築物の概要
3・1・2 設計の方針
3・1・3 使用材料と許容応力度
3・1・4 伏図・軸組図

3・2 準備計算

3・2・1 荷重計算
3・2・2 剛比
3・2・3 鉛直荷重時\iC\i、\iMO\i、\iQO\iの計算
3・2・4 鉛直荷重時柱軸方向力の計算
3・2・5 風圧力の計算
3・2・6 地震力の計算
3・2・7 積雪荷重

3・3 応力計算

3・3・1 鉛直荷重時応力の計算
3・3・2 水平荷重時応力の計算

3・4 部材算定

3・4・1 大梁の断面算定
3・4・2 柱の断面算定
3・4・3 接合部の設計
3・4・4 小梁・スラブ・その他の部材の断面算定
3・4・5 ブレースの断面算定

3・5 基礎の設計

3・5・1 基礎底面積の算定
3・5・2 せん断力・曲げモーメントの計算
3・5・3 主筋の設計
3・5・4 地中梁の断面算定

4章 用語の解説

・釣合鉄筋比
・梁の設計
・固定モーメント法
・\iD\i値法
・終局強度
・独立基礎の設計
・ブレースの応力算定
・鉄骨構造の柱の設計

付図・付表

索引

〈建築のテキスト〉編集委員会

編集委員長

前田幸夫(大阪府立西野田工業高等学校)

編集委員

植松清志(大阪府立西野田工業高等学校)
植村典人(大阪府立西野田工業高等学校)
大西正宜(大阪府立今宮工業高等学校)
神野 茂(大阪府立西野田工業高等学校)
小久保到(兵庫県立尼崎工業高等学校)
増井久夫(大阪府立布施工業高等学校)

執筆者

植村典人(大阪府立西野田工業高等学校)
奥居久人(大阪府立西野田工業高等学校)
岡野 睦(滋賀県立八幡工業高等学校)
景山公三(大阪府立西野田工業高等学校)
丸山正己(奈良県立吉野高等学校)
水尾洋光(奈良県立奈良工業高等学校)
吉森和男(大阪工業大学高等学校)

(上記の所属校は初版発行時のものである)

建築のテキスト編集委員会

西日本工高建築連盟は、工業高校建築科の生徒が自主的に学習を行い、建築に関する基礎知識の修得のための手引き書となるように建築のテキスト編集委員会を編成し、「建築環境」、「建築一級構造」、「建築構造設計」、「建築積算」、「建築製図」の5巻を発刊することになった。

内容は、工業高校建築科の生徒はもとより、専門学校、短大、大学の建築関係の学生および若い実務家に至るまでの幅広い読書層を考慮したものとなっている。

「建築環境」は、建築物をとりまく自然環境と都市環境に関する基本的な要素と、その中で快適な室内環境をつくりだすために必要な方法をわかりやすく解説している。

「建築一級構造」は、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造を中心に、建築物の骨組みや仕上げの構成を、多くの図を用いてわかりやすく解説している。

「建築構造設計」は、安全な建築物を設計するための基本的な考え方を対話形式で解説するとともに、鉄筋コンクリート造と鉄骨造の小規模なオフィスビルの構造計算書を例示して、構造計算の具体的な手順を詳細に解説している。

「建築積算」は、建築数量積算基準にもとづく土工、躯体、仕上げの数量を、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の設計例を用いてわかりやすく解説している。

「建築製図」 は、木造と鉄筋コンクリート造の各種図面の作図順序を色分をけして示し、はじめて建築図面を描く場合の基本事項をわかりやすく解説している。

最後に、本シリーズは、日頃建築教育にたずさわる本連盟の会員が知恵を出し合い、多くの図版を用いて初学者の皆さんが楽しく学べるように工夫し、編集したものである。皆さんが多少の努力をおしまず根気よく学べば、建築に関する基礎知識が必ず修得できるものと確信している。

発刊にあたり、貴重な資料の提供と適切な助言を賜った関係各位に深い謝意を表するとともに、出版を引き受け積極的な援助をいただいた(株)学芸出版社社長をはじめ、編集部の諸氏に厚くお礼を申し上げます。

建築のテキスト編集委員会

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