図説 建築構造設計

植村典人・藤田光男・大津秀夫 著

内容紹介

建築構造設計の基礎から始め、鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造の構造設計が身につく、初学者のための入門書。第6章では鉄筋コンクリート構造の構造計算書を例示し、具体的な設計手順を見開き構成で数多くの図表をもとにわかりやすく解説しており、実践的な知識を身につけることができる。一級建築士試験対応の練習問題付き。

体 裁 B5変・216頁・定価 本体2800円+税
ISBN 978-4-7615-2607-8
発行日 2015/10/01
装 丁 KOTO DESIGN Inc. 山本剛史

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目次著者紹介まえがき正誤情報電子版
まえがき

1章 構造設計のあらまし

1・1 構造設計とは

1・2 構造設計の必要性

1・3 構造設計法の変遷

2章 構造計画と構造計算のプロセス

2・1 構造形式

2・2 構造の種類

2・3 構造計画

2・4 断面計画

1 鉄筋コンクリート構造の断面計画
2 鉄骨構造の断面計画

2・5 構造計算のプロセス

3章 鉄筋コンクリート造と鉄骨造に用いる 躯体材料と許容応力度

3・1 コンクリート

1 コンクリートの種類
2 コンクリートの設計基準強度
3 コンクリートの許容応力度
4 コンクリートのヤング係数

3・2 鉄筋

1 鉄筋の種類
2 鉄筋の許容応力度
3 鉄筋のヤング係数

3・3 鉄骨

1 鋼材の特徴
2 鋼材の基準強度(F値)
3 鋼材の許容応力度
4 高力ボルト接合と許容耐力
5 溶接接合と許容応力度
6 地盤の許容応力度と基礎杭の支持力

4章 建築物に作用する荷重

4・1 固定荷重

4・2 積載荷重

4・3 積雪荷重

4・4 風圧力

1 風力係数Cf
2 速度圧q

4・5 地震力

1 地上部分の地震力
2 地下部分の地震力
3 屋上突出物の地震力
4 地震力に関する事項

4・6 部材に生ずる応力の組合せ

練習問題

5章 構造計算の進め方―許容応力度設計と二次設計―

5・1 許容応力度設計(一次設計)

1 鉄筋コンクリート構造
2 鉄骨構造

5・2 二次設計

1 構造計算適合性判定の要否
2 層間変形角の確認
3 剛性率の確認
4 偏心率の確認
5 塔状比の確認
6 保有水平耐力の確認
練習問題

6章 鉄筋コンクリート構造の構造計算例

6・1 一般事項

6-1-1 建築物の概要
6-1-2 設計方針
6-1-3 使用する材料の許容応力度
6-1-4 各階伏図・軸組図

6・2 荷重および外力計算

6-2-1 固定荷重
6-2-2 積載荷重
6-2-3 積雪荷重
6-2-4 風圧力
6-2-5 地震力

6・3 設計ルート

6・4 準備計算

6-4-1 剛比の計算
6-4-2 鉛直荷重時柱軸方向力の計算
6-4-3 鉛直荷重時C、M0、Q0の算定

6・5 鉛直荷重時応力の計算

6-5-1 ラーメンの応力計算
6-5-2 ラーメンの応力図

6・6 水平荷重時応力の計算

6-6-1 柱のせん断力分布係数D値及び反曲点高比yの計算
6-6-2 各柱の負担せん断力と曲げモーメント
6-6-3 ラーメンの応力図

6・7 断面算定

6-7-1 大梁の設計
6-7-2 柱の設計
6-7-3 小梁の設計
6-7-4 スラブの設計
6-7-5 基礎梁の設計
6-7-6 独立基礎の設計

6・8 二次設計

6-8-1 層間変形角
6-8-2 剛性率
6-8-3 偏心率

6・9 構造図

練習問題解答
付録
索引

植村典人(うえむら ふみと)

1966年名古屋工業大学建築学科卒業、元修成建設専門学校嘱託教員。『一級建築士試験構造力学のツボ』『一級建築士試験構造設計のツボ』(学芸出版社)ほか著者多数。

藤田光男(ふじた みつお)

和歌山県立和歌山工業高等学校建築科科長。一級建築士、一級建築施工管理技士。

大津秀夫(おおつ ひでお)

関西大学大学院建築学修士課程修了。大阪府立今宮工科高等学校建築系教諭。

構造計算に関する書籍は数多く出版されているが、鉄筋コンクリート構造のみの書籍か、鉄骨構造のみを扱ったものが多い。

そこで、本書は、鉄筋コンクリート構造については、構造設計のあらまし・プロセス・許容応力度・荷重を基礎知識とし、5章からの梁・柱などの構造部材を中心に具体的に許容応力度設計と二次設計を学ぶことにより、6章の計算事例に進むことができるように構成した書籍とし、さらに、5章の後半には鉄骨構造についても引張材・圧縮材および梁材・柱材の設計さらに継手・仕口の設計までを学ぶことができるよう教科書としての内容を充実させた。

すなわち、本書の各章を次のように構成し、構造設計を学ぶにあたっての基本的な考え方を示した。

・1章 構造設計のあらまし

構造設計について、その必要性や設計法の変遷などについて学ぶ。

・2章 構造計画と構造計算のプロセス

構造形式、構造計画および断面計画について学び、構造計算のプロセスを考える。

・3章 鉄筋コンクリート造と鉄骨造に用いる躯体材料と許容応力度

鉄筋コンクリート構造の躯体として用いる鉄筋およびコンクリートの許容応力度について学ぶ。さらに、鉄骨構造の躯体としての鋼材の許容応力度についても学ぶ。

・4章 建築物に作用する荷重

構造物に作用する固定荷重、積載荷重、積雪荷重、風圧力、地震力などの荷重について学び、さらにこれらの荷重に対して安全となる組合せについて学ぶ。

・5章 構造計算の進め方 ─許容応力度設計と二次設計─

鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造の許容応力度設計について学び、さらに二次設計についても学ぶ。

・6章 鉄筋コンクリート構造の構造計算例

鉄筋コンクリート造2階建の事務所建築の計算例を示し、許容応力度計算ができるようになることを目標に構成している。

以上の各章を学ぶことによって、簡単な鉄筋コンクリート構造の建築物の許容応力度計算による構造計算を学ぶことができ、さらに二次設計についての基本的な知識を身につけることができよう。また、5章を学ぶことによって鉄骨構造の部材の断面計算を理解し、鉄骨構造の許容応力度計算まで自主学習を進めることができるように計画した。

2015年10月 著者一同

本書は電子版も発行しております。大学・専門学校等の教科書、もしくは研修等のテキストとしてのご採用をご検討の場合は、こちらをご覧ください。

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