WORKSIGHT [ワークサイト] 7号


コクヨ株式会社・ワークスタイル研究所 著

内容紹介

未来のつくり方を求めオランダへ

この会社は一体どうなるのか? 所属する企業の行く末や働き方を案じひいてはプライベートの将来も不安視した経験を持つ人は多いだろう。不確実性に満ちた時代、社会制度や企業という大きなシステムに「私」という小さな存在が埋もれず未来を作り出すにはどうすればいいか。80年代オランダ病とまで呼ばれた不況に苦しみながら、政府、企業、労働組合による合意形成から生み出した「ポルダー・モデル」からワークシェアリングなどの新しい働き方を生み出し危機を脱したオランダ。千年に渡り干拓によってできたこの国は、持てる開拓精神を産業や社会制度の発展にも注いだ。ロイヤルダッチシェルやフィリップスといった世界的な大企業を産み出し、イノベーション、デザイン、農業、教育、福祉など国際的に高い評価を得ている。オランダが未来をつくる原動力は何か、そして育むための場にはどんな工夫があるのか、探ってみることにしよう。

体 裁 A4変・88頁・定価 本体800円+税
ISBN 978-4-7615-0909-5
発行日 2015/04/22


目次著者紹介

CASE1

Essent(An RWE Company)/個人を尊重する社風づくりで電力業界の競争を勝ち抜く

CASE2

NDSM/自治の精神で育む都市のフロンティア

CASE3

Spaces/仕事の体験価値を上げるハイエンドのサービスオフィス

Interview

長坂寿久/個人主義、未来志向、グローバル。オランダ企業のルーツをたどる

CASE4

Royal Dutch Shell/つながりから“未来”を学び続ける

CASE5

Waag Society/テクノロジーを開放し自ら“つくる”人材を支える

CASE6

Seats2meet.com/シェアリングエコノミーで人をつなぐオランダ発のコワーキング

Wrap-up

山下正太郎/オランダ流 未来のつくり方とは?

コクヨ株式会社・ワークスタイル研究所

世界の先端をゆく組織の働き方やオフィス空間を紹介する、2011年創刊の情報誌。
「働く環境のリデザイン」という視点から、経営の課題にアプローチする、ワークスタイル戦略を提案する。
現代のワークスタイルを考える企業のキーパーソンに向けて、海外の最新情報を発信し続けている。

ワークスタイル研究所は、ステーショナリー、オフィス家具、空間デザイン、働き方など、
多様な働く環境を提供するコクヨ株式会社の研究機関として調査研究・情報発信を行う。