吉村靖孝 × 田中智之「タナパーの謎に迫る10のクエスチョン」
吉村靖孝 × 田中智之 『タナパーの謎に迫る10のクエスチョン』
伸びやかに湾曲する地平、効果的な省略や誇張、透視など、手描きパースならではの魅力が詰まった 新刊『超建築パース』。たくさんのアクティビティが盛り込まれた青い線画は、 “田（タナ）中智之先生の（パー）ス” ＝略してタナパーと呼ばれます。
今回は、そんなタナパーの「謎」に迫るトークイベントを行いました。
「なぜ手描きなのか？」「CADより伝わるとは？」「どうして生き生きと感じられるのか？」……タナパーにまつわる謎をときあかすため、10のクエスチョンをもちかけてくださるのは、建築家の吉村靖孝さん。
建築コンペやプレゼンテーション、地域ビジョンにどんな「わかりやすさ」が必要か。存分に語っていただきました。
10のクエスチョン
- 手描きの生命感って？
- 模型とパースの使い分けどうしてる？
- スケール感ってどう養ってる？
- 絵画と建築パースの違いって？
- 写真の撮り方は？
- アンビルドとリアルの描き分けは？
- 筆記用具、何使ってる？
- 本という立体に収録するときの工夫は？
- インスピレーションの源は？
- タナパーにとって都市とは？
出演
吉村靖孝（よしむらやすたか）
1997年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。 1999年～2001年文化庁派遣芸術家在外研修員としてMVRDV在籍。 2005年吉村靖孝建築設計事務所設立。 主な受賞に、JCDデザインアワード大賞、日本建築学会作品選奨、吉岡賞など、その他受賞多数。
田中智之（たなかともゆき）
熊本大学大学院教授、TASS建築研究所共同代表。博士（建築学）。1971年埼玉県生まれ。1994年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1996年同大学大学院修了後、同大学専任助手、同大学客員講師等を経て現職。主な作品に「早稲田大学會津八一記念博物館」（1998）、「京町の家」（2014）、「熊本駅周辺地域都市空間デザイン」（2005～）、「熊本市桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント」（2011～）。主な著書に『建築の森・熊本を歩く』（彰国社、2018）、『階段空間の解体新書』（彰国社、2018）。主な出展に「土木展」（2016年、21_21 DESIGN SIGHT）、「田中智之の解体新書展」（2019年、熊本市現代美術館）。
対象書籍
