図説やさしい建築数学
内容紹介
数学を学び直しながら建築の基礎知識を理解
設計、法規、構造力学、環境、積算、測量など、建築を学ぶ時、さまざまな分野で数学が深く関わってくる。本書は図版を多用して、確認~問題~まとめを繰り返しながら基礎知識が身につくように工夫をこらした。数学や物理は苦手、嫌い…、そもそも数学無し受験での入学者といった人たちのための、学び直しに最適テキスト登場。
今村仁美・大谷一翔 著
著者紹介
体裁 | A5判・176頁(オール2色刷) |
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定価 | 本体2000円+税 |
発行日 | 2011-07-01 |
装丁 | KOTO DESIGN Inc. |
ISBN | 9784761525149 |
GCODE | 2221 |
販売状況 | 在庫◎ 電子版あり |
ジャンル | 建築一般 |
教科書分野 | 建築学一般 |
教科書シリーズ | 図説やさしい(建築)シリーズ |
1章 単位や大きさなどの基礎知識
1 量・長さ・広さのはなし
1.数
2.量
3.長さ
4.広さ(面積)
5.木造建築に関する長さと広さ
2 割合のはなし
1.『割』と『倍』と『%』
2.縮尺
3.『比例』と『反比例』
3 平均値のはなし
4 単位のはなし
1.組立単位
2.国際単位系(SI単位)
建築の面積に関する基礎知識
1.建物の床面積の求め方
2.延べ面積と容積率
3.建築面積と建ぺい率
練習問題
2章 数式の基礎知識
1 面積と体積
1.面積と体積を求める公式
2.面積の計算
3.体積の計算
2 不等式と大小関係
1.不等式
2.大小関係
3 比と比例式
1.比
2.比例式
4 基本的な数式
5 平方根
6 連立方程式
1.代入法
2.加減法
7 二次方程式
1.因数分解を用いた二次方程式の解き方
2.解の公式を用いた二次方程式の解き方
練習問題
3章 三角関数
1 三角形の角度と辺の長さの関係
2 三角関数
1.三角関数の式
2.特定角の三角比
3.三角関数を用いて辺の長さを求める
3 三角形の面積
1.三角形の面積を求める公式
2.関数電卓を用いて三角関数を計算する
建築に関する三角関数
1.建物の高さを測る
2.屋根の面積を求める
3.敷地の面積を求める
4.水平面照度を求める
練習問題
4章 ベクトル
1 ベクトルの性質
2 ベクトルの合成
1 ベクトルの表示
2 ベクトルの足し算
3 ベクトルの引き算
4 ベクトルの合成と大きさ
3 ベクトルの作図と角度
1 ベクトルの作図
2 ベクトルの角度
建築に関するベクトルと三角関数
1 斜めにはたらく力を水平・垂直方向に分解する(分力)
2 水平・垂直方向にはたらく力を合わせる(合力)
練習問題
5章 平面角と立体角
1 平面角
1 弧度法(平面角)
2 弧度法を用いて扇形の面積を求める
2 立体角
練習問題
6章 指数と対数
1 指数と対数の関係
2 指数
1 指数の基本式
2 指数の公式
3 指数のグラフ
3 対数
1 対数の基本式
2 対数の公式
3 常用対数の計算
4 常用対数のグラフ
建築に関する指数と対数
1 音のレベル
2 対数を用いたグラフ
練習問題
7章 微分・積分
1 微分
1 微分の概略
2 微分の公式の導き方
3 微分の公式
2 極大・極小とその傾き
3 積分
1 積分の概略
2 不定積分と定積分
3 不定積分の公式の導き方
4 不定積分の公式
5 定積分の公式の導き方
6 定積分の公式
建築に関する微分と積分
1 構造力学の基礎知識
1-1 外部から部材に加わる力の種類
1-2 力のつり合い
1-3 反力
2-1 せん断力
2-2 曲げモーメント
2-4 曲げモーメントとせん断力のまとめ
2 せん断力と曲げモーメントの関係1
1 片持梁・集中荷重の場合
2 片持梁・等分布荷重の場合
3 積分を用いて公式を導く
1 積分を用いて断面一次モーメントの公式を導く
2 積分を用いて断面二次モーメントの公式を導く
4 曲げモーメントの極大点と極大値を求める
練習問題
8章 グラフ
1 基本的な関数のグラフ
1 比例のグラフ
2 反比例のグラフ
3 y = x2のグラフ
4 y = nのグラフ
2 グラフの傾き8
1 一次関数の傾き
2 tanを用いて直線の傾き(角度)を求める
3 微分を用いて傾きを求める
3 関数の最大値と最小値 151
1 一次関数の最大値と最小値
2 二次関数の最大値と最小値
3 二次関数のグラフの頂点
4 その他のグラフ
練習問題
解答と解説
索引
建築を勉強する時には、いろいろな分野で数学が深く関わっています。
そこで、建築の専門的な内容に入る前に、基本的な数学の知識の確認が必要になります。しかし、数学の知識を確認するだけでは、数学を勉強する必要性を感じることは難しいでしょう。
そこで、本書は、数学の中でも主に建築に関連する項目を取り上げました。
まず、それらの項目を確認し、次に建築とどのように関係するのかを理解するために、演習問題を取り入れました。
そうすることで、数学を勉強しながら建築の基礎知識を身につけることができ、専門的な内容にスムーズに入ることができると考えました。
建築を勉強するための導入として、本書がきっかけになれば幸いです。
本書は電子版も発行しております。大学・専門学校等の教科書、もしくは研修等のテキストとしてのご採用をご検討の場合は、こちらをご覧ください。