図説 建築計画
2色刷紙面で多数の図表や新しい事例を紹介
現代の社会情勢をふまえた、大学・高専・専門学校向けの新しい建築計画教科書。「人間と環境を考える」「住まいの計画」「施設の計画」の3章で構成し、「施設の計画」では10のビルディングタイプを学ぶ。2色刷の紙面で多数の図表を掲載し、最近の注目事例も多数紹介。一級建築士試験にも対応した演習問題付き。
山口健太郎・鈴木毅 編著/佐野こずえ・関川華・垣野義典・藤田大輔・小菅瑠香・小松尚・大原一興・林田大作・井田卓造・幸山真也・田中康裕 著
はじめに
1章 人間と環境を考える
1-1 建築計画の役割
1-2 建築における利用者
1-3 生きられた建築を捉える
1-4 建築のつくられ方と設計方法論
1-5 人・物・空間の関係性
1-6 人間を取り巻く空間
1-7 空間に対する認識
2章 住まいの計画
2-1 住まいの機能と諸条件
2-2 独立住宅の計画
2-3 集合住宅の計画
2-4 住まいとコミュニティ
2-5 住むことを支えるサービス
2-6 安心安全な住まいをつくる政策
2-7 住宅分野における工業化
2-8 これからの住宅
3章 施設の計画
3-1 教育施設
3-2 保育施設
3-3 福祉施設
3-4 医療施設
3-5 図書館
3-6 博物館
3-7 劇場・音楽ホール
3-8 オフィスビル
3-9 宿泊・商業施設
3-10 コミュニティのための施設と場所
演習問題解答
索引
はじめに
建築計画とは、客観的に建物の状況を把握し、利用者の視点に立ち、空間寸法や構成、形態などについて学ぶ学問領域である。建築設計をはじめとして施工や行政、または建築以外の職種にもその知識が役に立つ。建築計画学では、空間寸法といった単位空間から空間構成、そして、各部門の構成など全体計画について学ぶ。対象とする建物は、住宅から学校、保育園・幼稚園、福祉施設、図書館、博物館、事務所、商業施設、コミュニティ施設など多岐にわたる。
建築計画の役割は、時代とともに変化している。建築計画学が学問として発展したのは1945年の第二次世界大戦以降である。戦後、日本では住宅をはじめ各種建物が不足していた。人々の生活を保障するための建物をいち早く、そして、良質に建設するためには建物に対する知識・理論が必要であった。一例として、住宅分野では、食寝分離といった理論から51C型という「型」が生まれ、nLDKタイプとして広く社会に普及している。建物不足の時代には、標準設計という型が必要であり、建築計画学は大量供給を支える基盤となった。建物不足が解消すると、人間と環境の関係性への関心が高まる。各空間を人間がどのように感じているのか、意識づけているのかという心理学との親和性が高い学問領域へと展開している。現在では、環境心理学という心理学、建築学、地理学などの複合領域が学問領域として確立されている。2000年以降は、建物を新しく建てることから、建物を長く使い続けることへの重要性が高まっている。気候変動は人類が抱える大きな課題であり、スクラップ・アンド・ビルドは地球環境への負荷が大きい。修繕や改修を行いながら建物を適切に管理していく方法や、異なる用途へと転換するコンバージョンなどについて検討されている。建物を長く使い続けることは、建物や地域への愛着へとつながる。建築計画学では、建物の機能性や効率性だけではなく、そこにある人と環境との関わりについても着目している。このように建築計画学では、平均的な人間像を想定した標準設計から、一人ひとりの人間性の違いへと目を向け、現代ではそれぞれ異なる固有の建物を長く使うための技術・方法論について取り組んでいる。
本書では、建築計画学の時間軸を意識しながら、初めて建築計画学を学ぶ人にとって重要なポイントのみを整理して述べている。1章で建築計画の理論を体系的に学ぶとともに環境心理学の基礎にも触れている。2章では住宅、3章では各種建物を取り上げている。大学等における授業としては冒頭から学ぶこととなるが、設計演習の際には該当部分を読み直し、自身の設計に応用してもらいたい。
私たちは普段から住宅や各種建物を利用しているが、その背景にある歴史、理論、技術を意識することは少ない。建築計画学を学ぶことにより、建物の見方が変わり、より一つひとつの建物についての理解が深まってくる。本書を通じて、読者が建物を見る目を養い、より次世代へとつながる豊かな空間づくりへとつなげていくことを願っている。
なし
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橋口新一郎 編『実践につながる インテリアデザインの基本』学芸出版社
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