ステップアップ建築構造力学


大田 和彦 著

内容紹介

基礎から発展まで、この一冊で幅広く学べる

構造力学は大事な学問であるとわかっていても、内容を理解することは容易ではない。本書は、一級建築士試験の出題範囲を意識して内容を吟味・厳選し、簡潔でわかりやすい文章と2色刷の見やすいイラストで解説。基礎から応用まで豊富な問題358問のほか、基本数学の知識も掲載した。学習のレベルアップを支えるテキスト。

体 裁 A5・268頁・定価 本体3000円+税
ISBN 978-4-7615-2836-2
発行日 2022-12-10
装 丁 美馬智

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本書に下記の誤りがございました。ここに訂正させていいただきますとともに、謹んでお詫び申し上げます。

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2023. 5. 30 学芸出版社

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第1章 力と力の釣り合い

1 ラーメン構造とトラス構造

1.はじめに
2. ラーメンとトラス

2 力と力の釣り合い

1.力と力の表示
2.荷重と反力
3.力の合成と分解
4.力のモーメント
5.力の釣り合い
演習問題

3 示力図と連力図

1.示力図
2.連力図
演習問題
挑戦問題

第2章 静定構造物の反力計算

1 建築構造物のモデル化

1.節点と支点
2.安定と不安定・静定と不静定
3.解析における荷重の種類

2 静定構造物の反力計算

1.反力計算の手順
2.単純梁系静定構造物の反力計算
演習問題
3.片持梁系静定構造物の反力計算
4.3 ヒンジラーメンの反力計算
演習問題
挑戦問題

第3章 静定構造物の応力計算

1 応力の種類と符号規則

2.応力と符号規則
3.応力計算の手順

2 静定梁・ラーメンの応力計算

1.静定梁の応力計算
演習問題
2.静定ラーメンの応力計算
演習問題

3 静定トラスの応力計算

1.はじめに
2.節点法
演習問題
3.切断法
演習問題
挑戦問題

第4章 断面の応力度と部材の変形

1 応力度と歪度

1.垂直応力度とせん断応力度
2.応力度間の関係
3.垂直歪度とせん断歪度
4.応力度と歪度との関係

2 軸方向力による応力度と変形

1.軸方向力による垂直応力度
2.軸方向力による変形
3.断面1次モーメントと図心
演習問題

3 曲げモーメントによる応力度と変形

1.梁の曲げ変形
2.梁の曲げモーメントによる応力度
3.断面二次モーメントとその計算
4.縁応力度と断面係数
演習問題

4 せん断力による応力度と変形

1.荷重、せん断力と曲げモーメントの関係
2.せん断力による応力度
3.せん断力による変形
演習問題

5 断面の主軸

1.断面極二次モーメント
2.断面相乗モーメント
3.断面の主軸

6 軸方向力と曲げモーメントによる応力度

1.断面二次半径
2.偏心力による応力度
演習問題
挑戦問題

第5章 静定構造物の変形

1 弾性曲線式による梁の変形解析

1.弾性曲線式
2.境界条件

2 モールの定理による梁の変形解析

1.モールの定理
演習問題

3 仮想仕事の原理による静定構造物の変形解析

1.仮想仕事
2.仮想仕事の原理
3.仮想仕事の原理による静定梁・ラーメンの変形
4.仮想仕事の原理によるトラスの変形
演習問題
挑戦問題

第6章 不静定構造物の解法

1 不静定構造物解析における基本原理

微小変形理論
線形性と重ね合わせ
境界条件
解の唯一性

2 一次不静定梁・ラーメンの解法

1.外力を余剰力とする場合
2.内力を余剰力とする場合
演習問題

3 一次不静定トラスの解法

1.外力を余剰力とする場合
2.内力を余剰力とする場合
演習問題
挑戦問題

第7章 たわみ角法

1 たわみ角法

1.はじめに
2.たわみ角法の基本式
3.節点方程式
演習問題
4.層方程式
5.節点移動のない場合のマトリクス法による解法
演習問題

2 固定モーメント法

1.モーメントの流れ則
2.固定モーメント法による解法
3.固定モーメント法による実用解法
演習問題

3 D値法

1.D値の意味
2.柱のせん断力と反曲点高比
3.D値と解法手順
演習問題
挑戦問題

第8章 圧縮材の座屈

1 オイラーの座屈荷重

1.座屈とは
2.オイラーの座屈荷重

2 支持条件と座屈長さ、座屈応力度と細長比

1.柱の支持条件と座屈荷重
3.座屈応力度と細長比
演習問題
挑戦問題

第9章 崩壊荷重

1 弾塑性解析の基礎

1.弾塑性増分解析の基礎
2.曲げを受ける断面の応力状態の変化

2 崩壊荷重

1.崩壊荷重と崩壊機構
2.崩壊荷重の解法手順
演習問題
挑戦問題

演習問題解答
挑戦問題解答

大田 和彦(オオタ カズヒコ)

近畿大学工学部教授、博士(工学)。
1958年 広島県生まれ
1981年 近畿大学工学部建築学科卒業
1984年 広島大学大学院工学研究科博士課程前期修了
1987年 広島大学大学院工学研究科博士課程後期単位取得退学
1992年 近畿大学工学部建築学科講師などを経て、2011年より現職

開催が決まり次第、お知らせします。

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