改訂版 図説 日本住宅の歴史


平井 聖 著

内容紹介

楽しく読める!定評の住宅史教科書の改訂版

大河ドラマの時代考証を長年務めた著者が贈る日本住宅通史の改訂版。約400枚の手描き図と平易な解説文で、人々の住まいと暮らしを楽しく描く。これからの住宅のあり方を考えるために、我が国の住宅の歴史をふりかえり、時代の特色とともに、私達の住宅がどのような経緯ででき上がったかを探る。住居史のテキストに最適。

体 裁 B5変・140頁・定価 本体2200円+税
ISBN 978-4-7615-2793-8
発行日 2021-11-05
装 丁 赤井佑輔(paragram)

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目次著者紹介あとがき

先史時代の住居

竪穴住居
高床建物
平地住居

支配階層の住宅

寝殿造
主殿造
書院造
数寄屋風の書院

民家

町屋
江戸の街の生活
農家

近代の住宅

サラリーマンの住宅
台所の変遷
田園都市
集合住宅
最小限住宅
近年の住居と生活

平井 聖
1929年東京都生まれ。1952年東京工業大学建築学科卒業。工学博士。東京工業大学工学部名誉教授。昭和女子大学名誉学長、同名誉教授。
主な著書 『日本の近世住宅』鹿島出版会、『城と書院』平凡社、『日本住宅の歴史』日本放送出版協会、『中井家文書の研究 内匠寮本図面篇』1-5 中央公論美術出版など。

『図説日本住宅の歴史』が世に出てから40年が経ちました。この本は雑誌「新住宅」に連載したのがはじまりですから、さらに年月が経っています。その間に私たちの日常生活は大分変わりました。しかし、その大部分は社会的な生活で、住宅内の生活ではないように思います。新幹線が何本もできて、旅行の範囲が広がりました。日用品や食品はコンビニエンスストアやスーパーマーケットで何でもそろう昨今です。これにより台所の使い方や、炊事に掛ける時間がへりました。確かに、時間ができただけ、趣味に時間を費やすようになりました。しかし、私たちの日常生活、朝起きてから夜寝るまでは、あまり変わっていないように思います。
このたび、この本の改訂という話が出たとき、読み返してみると改めるところがほとんどないように思いました。しかし、せっかく版を新しくするなら、読んでいただく方々に便利にしようと考え、図版に番号を付けて本文との関連がわかりやすくなるようにと考えました。その点だけが改訂にあたって変わった点です。
終りに御協力いただいた方々に御礼を申し上げます。中でもこの本の生みの親である小林清さんにとくに感謝申し上げる次第です。

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