【受付終了】低炭素・気候変動対応型都市に向けた世界銀行知識共有シリーズ #5:キャップ・アンド・トレード

主催 世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

カーボンプライシングは、炭素汚染に価格をつけることで炭素排出量を削減する手段として、多くの政府が採用しているメカニズムです。カーボンプライシングの一つに、キャップ・アンド・トレード制度とも呼ばれる排出権取引制度があります。その名の通り、温室効果ガスの総排出量に上限を設け、排出量の少ない企業が排出量の多い企業に余剰の排出枠を売る(企業同士で取引を行う)ことができる制度です。この制度は、これまで責任を果たしてこなかった企業に対して炭素汚染に関する支払いを課すものですが、より重要なのは、排出量を削減してよりクリーンな投資を行うインセンティブを提供することです。同時に、排出量の少ない企業には、市場で販売できるクレジットという形で報酬を提供します。また、炭素に付いた価格は、クリーンテクノロジーと市場のイノベーションを促進し、低炭素型の新たな経済成長の原動力となります。
本イベントでは、温室効果ガス排出量削減に向けてカーボンプライシングを推進・実施している日本や他国の優れた事例や政策を紹介し、責任を果たすべきステークホルダーとして民間企業やビジネスリーダーを巻き込んでいる取り組みも取り上げます。

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