『モロッコの歴史都市フェスの保全と近代化 』の著者が伝えるフェスの魅力
本書で扱ったモロッコの歴史都市フェス。その面白さはこれまでたびたび紹介されてきたが、まだまだ馴染みの薄い人も多いだろう。そこで、ここでは気軽にカラー写真などをお見せしながら、ぐっとゆるやかに、フェスの魅力について書いていくことにしたい。特に、近年急速に実用化が進んだものの、著作権の関係でどうしても本書に掲載できなかったGoogle Mapsの素晴らしい航空写真、それに筆者撮影のカラー写真も、存分に活用していくので楽しんでもらいたい。
第1回 Google Mapsで見る フェスの都市構造
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『モロッコの歴史都市 フェスの保全と近代化』 松原 康介 著 A5変判・272頁・定価2940円(本体2800円) ISBN978-4-7615-2424-1 2008-02-29初版発行
■■内容紹介■■ モロッコは、保全と都市計画の壮大な実験場であった。フランスは、歴史都市を保全し、植民都市を別個につくりあげ、郊外には理想に燃えて郊外住宅地をつ くった。しかしこの分離は生活の論理に侵食され、破綻した。理念ではなく、地域の文化・生活や、都市そのものの生きようとする意志に沿った計画論が、いま 模索されている。
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