入門テキスト
建築環境・設備


朴 賛弼 著

内容紹介

豊富な図、建築士対策も万全の総合テキスト

環境工学・設備・省エネは関連する内容も多く、これらが三位一体となってサステイナブルな建築を作ることができる。本書は、一冊で総合的な理解が深められるように配慮するとともに、カラー・2色の豊富な図版を用いて丁寧に解説した。また、建築士試験で出題される内容を網羅し、章末演習問題を掲載。受験対策にも役立つ書。

体 裁 B5変・224頁・定価 本体3000円+税
ISBN 978-4-7615-3282-6
発行日 2022-07-15
装 丁 KOTO DESIGN Inc. 山本剛史


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序章 サステイナブル建築に向けて

1章 建築環境工学

1-0 建築環境

1-1 室内空気

1 室内空気汚染
2 換気
3 必要換気量

1-2 伝熱

1 伝熱
2 断熱

1-3 結露

1 空気線図
2 結露

1-4 日照・日射

1 日照
2 日影
3 日射

1-5 採光・照明

1 採光
2 照明

1-6 色彩

1-7 音・音響

1 音
2 音響

1-8 吸音・遮音・騒音

1 吸音
2 遮音
3 騒音

1-9 気候

1 外部気候
2 室内気候

1-10 地球・都市環境

1 地球環境
2 都市環境

2章 建築設備

2-0 建築設備とは

2-1 空気調和設備

1 空気の混合と熱負荷
2 空気調和設備
3 冷暖房設備

2-2 空調機器・換気設備

1 空調機器
2 換気設備

2-3 給水・給湯設備

1 給水設備
2 給湯設備

2-4 排水・通気設備

1 排水設備
2 通気・浄化槽設備

2-5 衛生・ガス設備

1 衛生設備
2 ガス設備

2-6 電気設備

1 電気設備
2 受電設備

2-7 照明・通信設備

1 照明設備
2 通信設備

2-8 消火・防災設備

1 消火設備
2 防災設備
3 避雷・振動設備

2-9 避難・搬送設備

1 避難設備
2 搬送設備

3章 省エネルギー

3-0 エネルギー

3-1 省エネルギー指標

3-2 自然エネルギー利用

1 自然エネルギー
2 太陽エネルギー

3-3 省エネルギー手法

1 熱の制御
2 ペリメーターレス手法

3-4 省エネルギー技術

1 省エネルギー設備
2 自然再生利用

3-5 蒸暑地の省エネルギー手法

3-6 寒冷地の省エネルギー手法

朴 賛弼

法政大学デザイン工学部建築学科専任教員、環境研究者、(一社)日本民俗建築学会理事
ソウル生まれ。国費留学生(日本文部省)
法政大学建築学科博士課程終了、工学博士
専門は建築計画、環境・設備、民俗建築
教授・講師歴:漢陽大学校工科大学建築学部元兼任教授、韓国KAYWON芸術大学空間演出学科元招聘教授、東京工学院専門学校、東京テクニカルカレッジ、武蔵野美術大学、法政大学工学部建築学科(非常勤講師)
職歴:公信建築研究所(韓国)
受賞:日本民俗建築学会竹内芳太郎賞(優秀論文賞)、大韓建築学会著作賞、武蔵野美術大学建築学科長尾重武賞、日本民俗建築学会奨励賞
著書:『清渓川再生ソウルの挑戦―歴史と環境への復活』鹿島出版会、技文堂(日韓同時出版)、『SEOUL CHEONG GYE CHEON STREAM RESTORATION』(英語版)Kimoondang、『日本の風土と景観-西部地方編』技文堂、『日本の風土と景観-東部地方編』技文堂、『韓屋と伝統集落』法政大学出版局(以上単著)、『よみがえる古民家』柏書房、『基礎講座 建築環境工学』学芸出版社、『図説やさしい建築設備』学芸出版社、『絵で見る建築設備』技文堂、『絵で見る建築環境工学』技文堂(以上共著)、『民俗建築大事典』柏書房(編集委員、分担執筆)、『屋根、床の温熱環境に関する研究』ほか論文多数

建築環境は、建築における健康で快適な生活環境を与える重要な自然の要素です。建築環境工学とは、「建築環境を数値化して、それを客観的に解釈し、工学的手法で解いてゆく学問」といえます。このような科学的に自然環境を扱う科目が「建築環境工学」です。しかし、都心部の住宅やビルでは自然エネルギーを利用した手法だけでは快適な室内環境を実現することは難しいです。そこで、エネルギーを用いる機械的な手法が必要になりますが、これが「建築設備」です。両者とも目的は、人間生活の快適性を求めることであり、「省エネルギー」を目指すことです。
今まで頼りにしてきた化石エネルギーは、資源の枯渇と地球温暖化の問題があります。その対策として、最近の世界ではSDGsとゼロカーボンの活動が行われています。このなかで、省エネルギーが絶対必要な建築は、大きな影響を与えますので、ますます、建築環境工学と建築設備の重要性が理解できるはずです。
「建築環境工学」「建築設備」「省エネルギー」の三分野の範囲は広く、難しく感じます。そして、建築環境工学・建築設備は省エネルギーと関連する内容が多いので、当然ながら重複し、混乱する内容も多いです。本書では、この三分野を1冊にまとめることで、重複している部分をなくし、つながりをわかりやすくしました。そのため総合的に理解を深めることができ、この三分野が三位一体となって上手く建築に適用できれば、建築計画・設計への応用はもちろん、サステイナブル建築にもなります。
また、建築環境工学、建築設備、省エネルギーのなかで、必ず習得しなければならない内容を解説し、演習問題と建築士チャレンジ問題も多数掲載しているので、力試しもできます。
この一冊で、建築環境・建築設備・省エネルギーの三分野を総合的かつ効率的に勉強できるのが本書の大きな特徴です。建築環境・設備・省エネルギーを勉強する学生をはじめ、建築士を夢見る受験生にとって良いテキストになれば幸いです。また、建築設計にも応用していただけることを願っております。

2022年6月  朴 賛弼

本書は、筆者が長年にわたり、日本と韓国の建築系大学や専門学校で「建築環境工学」と「建築設備」を教えてきた講義録や研究経験をベースにした、建築専門テキストであります。
先に両国で出版された『基礎講座 建築環境工学』『図説やさしい建築設備』(いずれも共著)とは違う、新たな内容で、3分野を一つにまとめました。出版にあたっては学芸出版社のご厚意をいただき、中木保代様、山口智子様には大変お世話になりました。
この本を通して、日韓教育技術の交流に尽力され、両国の建築環境・設備を志す方々が建築教育発展に寄与されることを祈念しています。専門教科書を執筆することは非常に孤独な作業でありましたが、常に使命感をもち、忍耐と努力で刊行することができました。最後になりますが、今まで応援してくださった方々、そして家族に、お礼を申し上げます。

2022年6月  朴賛弼

公開され次第、お伝えします。

開催が決まり次第、お知らせします。