改訂版 イラストでわかる一級建築士用語集
内容紹介
一級建築士受験に際し必要不可欠な言葉を厳選し、イラストをまじえてわかりやすく解説した用語集。試験の学科ごと、分野別に用語を配したので、受験勉強に最適。また、巻末索引の利用で、手軽な建築用語事典として活用できるよう工夫されているので、実務者にも役立つ。見やすい見開き解説、用語にはルビを付した。最新法令準拠。
体 裁 A5・384頁・定価 本体3200円+税
ISBN 978-4-7615-3222-2
発行日 2016/01/01
装 丁 KOTO DESIGN Inc. 山本剛史
学科Ⅰ:計画
1.1 計画各論
住宅・集合住宅
事務所および商業建築
学校および幼稚園
病院・高齢者施設
図書館・美術館・博物館
細部計画
安全性・バリアフリー
防災計画
1.2 都市計画・建築史
都市計画・建築史
1.3 積算
積算
学科Ⅱ:環境・設備
2.1 環境
室内気候
伝熱と結露
日照・日射・採光
色彩
音響
2.2 設備
空調・冷暖房設備
給排水設備
電気・照明設備およびエレベーター
防災設備
学科Ⅲ:法規
3.1 建築基準法
用語の定義
面積・高さの算定方法
建築手続き
一般構造規定
耐火・防火
内装制限
避難規定
建設設備
構造強度・構造計算
都市計画区域内の制限
3.2 バリアフリー新法・耐震改修促進法
バリアフリー新法
耐震改修促進法
3.3 建築士法・建設業法
建築士法
建設業法
3.4 都市計画法・消防法
都市計画法
消防法
3.5 住宅・宅地関係法
住宅・宅地関係法
学科Ⅳ:構造
4.1 構造力学
材料力学
構造力学
構造設計
土質・地盤と基礎構造
4.2 各種構造
木構造
壁構造
鉄筋コンクリート構造(RC構造)
鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC構造)
鉄骨構造(S構造)
4.3 構造計画
構造計画
4.4 建築材料
木材
コンクリート
鋼材
非鉄金属その他
学科Ⅴ:施工
5.1 施工計画
施工計画・工程計画
工事監理・現場管理
材料管理・品質管理
各種届出
5.2 地盤
敷地・地盤調査
5.3 仮設工事
仮設工事
5.4 土工事
土工事・山留め工事
5.5 地業工事
地業・基礎工事
5.6 鉄筋工事
組立・加工
配筋・継手
5.7 型枠工事
型枠工事
5.8 コンクリート工事
調合
運搬・打設
試験・精度
5.9 鉄骨工事
加工・高力ボルト接合
溶接・耐火被覆
5.10 PCコンクリート工事
PCコンクリート工事・コンクリートブロック工事
5.11 防水工事
メンブレン防水工事
シーリング工事
5.12 左官工事・タイル工事・ガラス工事
左官工事
タイル工事・ガラス工事
5.13 内装工事・外装工事
内装工事
外装工事
5.14 設備工事
給排水設備・ガス設備工事
防火・防災設備工事その他
5.15 工事契約
工事契約
改訂版へのまえがき
時代の変遷により斯界の状況も変化しつつあります。例えば、関係法令の一部改定、そして“技術革新”による関係機器のコンパクト化・高性能化などはめざましいものがあります。
こういった状況にかんがみ、従来では把握しきれなかった、斯界の現状を見直した改訂版を記した次第であります。
本書が現在、一級建築士としてご活躍の方、そして一級建築士を目差している受験勉強中の方々に、何かのお役に立てばこの上もない幸甚であります。
改訂版を執筆するにあたって資料のご提供かつ、多大なるご協力をたまわりました石田拓司様に厚く御礼申し上げます。
2015年11月
中井多喜雄
初版へのまえがき
経済の発展、国民生活の向上にともなう建設投資は年々増大し、建築技術はより高度化、複雑化し急速な発展を遂げており、首都圏や近畿圏を中心に日本全国各地でビッグプロジェクトが誕生し、次から次へと姿を現し、実に個性的で、高度の機能を備え、かつ、その超高層化は目を見張るものがあります。21世紀に向けて、建築業界への期待は更に大きく、ビッグプロジェクトは勿論でありますが、特に高齢化社会に突入した現在、高齢者や身体障害者にやさしいバリアフリーの建築物・公共施設の実現に一層の努力が求められているわけです。
このような発展段階にある建築業界の建築技術者の根幹をなしているのが建築士であり、その中枢となるのが、すべての建築物の設計・工事監理が公認される一級建築士であり、それだけに権威があるとともに、社会的責任が極めて大きい資格であります。一級建築士となるには合格率の厳しい国家試験(学科試験および製図試験)にチャレンジし合格しなければなりません。特に先ず合格しなければならない学科試験は、正しい知識をもって臨まなければ合格できず、正しい知識の基礎は正しい建築用語を修得することであります。
本書は、一級建築士受験に必要不可欠とする用語を厳選し、体系的にまとめ、正確にわかりやすく解説した用語集であり、かつ巻末の索引を利用していただければ、建築用語辞典としても利用できるようにアレンジした次第です。本書を受験参考書として有効的に活用していただき、斯界でのご活躍の栄冠を獲得されるステップとなれば筆者として望外の喜びであります。
最後になりましたが、素晴らしいイラストを描いて下さった、建築士でもあるイラストレーターの石田芳子先生のご尽力に厚く御礼申し上げます。
2002年1月
中井多喜雄