イラストでわかる管工事用語集
内容紹介
管工事における用語をイラストを使い解説
配管工事の高度化、複雑化にともない、管工事施工技術者の技術の向上、技術力の確保は極めて重要である。本書は「二級管工事施工管理技士」資格試験の受験対応テキストとしても活用できるよう、見開き構成で、左頁に関連用語と解説を、右頁はイラストを用いてできる限りわかりやすくした。巻末には便利な2000語の索引を掲載。
体 裁 A5・320頁・定価 本体3000円+税
ISBN 978-4-7615-3066-2
発行日 1998-03-25
装 丁 前田 俊平
1 一般基礎
1.1 環境工学
1.1.1 気象
1.1.2 空気環境
1.1.3 水と環境
1.1.4 音と環境
1.2 流体工学
1.2.1 流体の性質・運動
1.3 熱工学
1.3.1 熱
1.3.2 伝熱・燃焼
2 空気調和設備
2.1 空調
2.1.1 空気調和の基礎
2.1.2 空調負荷
2.2 空気調和設備
2.2.1 空調計画と空調方式
2.2.2 空気調和装置
2.2.3 自動制御
2.3 冷暖房
2.3.1 暖房設備
2.3.2 冷房設備
2.4 換気・排煙
2.4.1 換気設備
2.4.2 排煙設備
3 衛生設備(給排水衛生設備)
3.1 上下水道
3.1.1 上水道
3.1.2 下水道
3.2 給水・給油設備
3.2.1 給水方式
3.2.2 給水設備の安全・衛生対策
3.2.3 給湯設備
3.3 衛生器具
3.3.1 器具の種類
3.3.2 排水トラップのトラブル
3.3.3 阻集器
3.3.4 大便器、小便器
3.4 排水・通気
3.4.1 排水設備
3.4.2 通気設備
3.5 浄化槽
3.5.1 浄化処理方式
3.5.2 好気性処理方式
4 電気設備
4.1 電気設備一般
4.1.1 電気供給方式
4.1.2 変圧器
4.2 接地工事および配線工事
4.2.1 接地工事
4.2.2 配線工事
4.3 動力設備
4.3.1 電動機
5 建築構造
5.1 木造と鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造
5.1.1 木造
5.1.2 鉄骨構造
5.1.3 鉄筋コンクリート構造
5.2 構造力学
5.2.1 応力とひずみ
5.3 建築基礎
5.3.1 基礎
5.3.2 基礎工事
5.4 塗装工事
5.4.1 塗装
6 建築設備一般
6.1 配管およびダクト
6.1.1 配管
6.1.2 ダクト
6.2 機材
6.2.1 ボイラ
6.2.2 冷凍機
6.2.3 送風機
6.2.4 ポンプ
6.3 保温
6.3.1 保温・保冷
6.4 ガス設備
6.4.1 ガスエネルギー
6.4.2 ガス燃焼機器および給排気方式
6.5 消火設備
6.5.1 水系消火設備
6.5.2 ガス系消火設備
6.6 設計図書
6.6.1 建築関連図書
7 施工管理
7.1 施工計画
7.1.1 施工手続
7.2 工程管理
7.2.1 工程管理
7.2.2 工程表
7.3 品質管理
7.3.1 品質管理手法
7.4 安全管理
7.4.1 安全衛生管理活動
8 法規
8.1 建築基準法
8.1.1 建築物
8.1.2 防災・避難
施設
8.2 消防法
8.2.1 消防用設備等
8.2.2 危険物
8.3 労働安全衛生法
8.3.1 安全衛生管理
8.3.2 就業制限
8.4 労働基準法
8.4.1 就業規則
参考および引用文献
索引
経済の発展、国民生活の向上に伴う建設投資は年々増大し、建築技術により高度化、複雑化し、建築物自体もさることながら建築設備についても急速な発展をとげており、これに関連して流体の輸送、排出に必要不可欠とする配管設備もいまや配管工学という一分野を形成するに至っており、配管工事の高度化、複雑化も顕著なものがあります。したがって、管工事の施工技術者の技術の向上、技術力の確保は極めて重要なことであり、管工事現場における工事の安全管理、工程管理や取締管理などの職務を担当する管工事施工管理技士の必要性、重要性のニーズはますます高まっております。こういった斯界でご活躍の方々、そして参入を希望される方々のために少しでもお役に立てばとの思いを込めて浅学非才の身をも顧みず、管工事施工管理に関する約2000の用語をイラストを用いて分かりやすく解説した用語集を執筆した次第です。
本書は従来のアイウエオ順に示す事典類の常識を打破し、とくに斯界への参入を希望される多くの方々のために管工事施工管理のテキストを兼ねたようにアレンジしております。したがって本書の内容を80%程度、理解して頂ければ2級管工事施工管理技士の国家試験に必ず合格できると確信しております。なお、辞典として活用される場合は、最終頁の索引により必要とする用語を検索して下さい。本書が読者各位の斯界における実務そして勉強の一助として、お役に立てばこのうえもない幸甚です。
最後になりましたが、素晴らしいイラストを描いて下さいましたイラストレーターの石田芳子先生のご尽力に対し厚く御礼を申し上げます。
1998年2月
中井多喜雄
なし