まちづくりDIY

土井 勉・柏木千春・白砂伸夫 他著

内容紹介

まちづくりには課題が山積し、時には疲れてしまうこともある。だが思い起こそう。自分たちの手の届くところから再生に取組みたかったのではないか。ならば愉しく、美しく、工夫を重ね、街のお金を回し、持続するものになれば、それこそが成果だ。個人も企業も自治体も、効率化、規格化、外部依存と対極のDIY精神に立ち戻ろう。

体 裁 A5・220頁・定価 本体2400円+税
ISBN 978-4-7615-2567-5
発行日 2014/02/28
装 丁 上野 かおる


目次著者紹介まえがきあとがき

まちづくりとDIY(Do It Yourself)

Ⅰ 愉しく元気にDIY

01 雑談からはじまった手づくりの特産品づくり

京北・りつまめ納豆プロジェクト
1 京北で納豆?
2 京北と藁つと納豆
3 京北・りつまめ納豆の誕生
4 地域が自立するための歩みにつながる

02 楽しみながら仕立てた星空ナイトツアー

スタービレッジ阿智誘客推進協議会
1 観光客数の減少と客単価の低下にみまわれた昼神温泉郷
2 観光商品開発当初から現在までのプロセス
3 ツアーの内容とその効果
4 元気があれば何でもできる

03 まちづくりはバラで楽しく美しく

伊那市通り町商店街
1 寂れる通り町商店街
2 バラをテーマに
3 まちが変わりはじめた

04 音楽のチカラでまちを変える

宝塚音楽回廊
1 宝塚市の苦境と市民意識の高まり
2 宝塚音楽回廊
3 宝塚音楽回廊を支える「演奏」「場」そして「心意気」
4 宝塚音楽回廊が宝塚市にもたらした効果
5 さらなる発展を遂げようとする音楽回廊

Ⅱ 美しく美味しくDIY

05 観光と商店街を結ぶ名物料理をつくる

須賀川商工会議所
1 地域内連携事業開発への挑戦
2 まちに「立ち寄る」仕掛けづくり
3 「食」の力
4 地域内連携事業に求められる要件

06 農家の庭に学んだコミュニティガーデン

六甲アイランドCITY自治会
1 まちづくりとしてのコミュニティガーデン
2 リバーモールの水路の一部撤去をめぐる対立からコミュニティガーデンへ
3 農家の庭に学ぶガーデンづくり
4 コミュニティガーデンの評価

07 旅館に泊まりまちの美味しさを楽しむ仕掛けづくり

七尾市和倉温泉地区
1 新たな価値創造が求められた和倉温泉と商店街
2 連泊を促す「仕掛け」と「仕組み」
3 プランの実現と結果
4 その後も走り続ける

Ⅲ 工夫を重ねてDIY

08 電動自転車でかしこくまちづくり

丹波篠山えこりんプロジェクト
1 自動車依存という問題
2 丹波篠山えこりんプロジェクト
3 電動アシスト自転車の利点
4 レンタサイクル事業成功のポイント
5 地域との連携で事業を拡大

09 思いこみを解消し自発的なバス利用促進を実現

京都市右京区南太秦学区
1 市民に自信を与えた基本計画への市民参加
2 市バス70号系統の開設と南太秦学区
3 手探りで続けた住民による利用促進
4 取り組み成功の要因

10 官民連携による手づくりのバス利用促進プロジェクト

明石市
1 明石市の交通課題と市営バスの廃止
2 利便性向上によりバス利用者を獲得
3 コミュニティバス「Taco(たこ)バス」
4 バス情報の提供
5 官民連携で公共交通利用促進

Ⅳ ビジネスからもDIY

11 放置自転車が消えていくビジネスモデル

アーキエムズ
1 増え続ける自転車
2 これまでの放置自転車対策
3 自転車利用者の気持ちに適合した放置自転車対策
4 放置自転車対策がビジネスに

12 ホテルが国道にプロムナードを建設

ホテルニューアカオ
1 個人の理想を企業として実現する
2 錦ヶ浦を蘇らせるための観光事業
3 国道にもプロムナードを建設
4 自然学経営とDIYの精神

13 商工会だからできた地方駅のデジタルサイネージ

栗東市商工会
1 乗降客数6000人の駅にデジタルサイネージ
2 地域商工団体の課題
3 鉄道事業者との連携
4 地方都市の活性化とロングテール広告モデル

14 超高層ビルの足元で里山の自然を再生

積水ハウス株式会社と新梅田シティ
1 生物多様性の危機と里山
2 積水ハウスの企業理念と新・里山構想
3 実現した都会のど真ん中の新・里山
4 新・里山を誰が維持管理するのか
5 企業にとっての新・里山の価値

Ⅴ 未来に向けてDIY

15 ICTの活用で村全域をまるごと博物館に

明日香村
1 保存と開発の両立が求められる明日香村
2 大学との連携
3 村全体を博物館に見立てる「明日香まるごと博物館」

16 農村の暮らしから「思い」を伝える村

農業生産法人 株式会社信州せいしゅん村
1 小さな農村の大きな活動
2 「伝える」手段と支える住民
3 求められる本物のリーダー

17 都市ブランド創造に取り組むネットワーク組織

NPO法人いたみタウンセンター
1 伊丹市の都市ブランドへの取り組み
2 いたみタウンセンターを中心とした成果
3 伊丹市都市ブランド戦略の課題

18 わかりやすい政策目標と見える化でまちを引っ張る

富山市
1 住みよいまち富山市?
2 「お団子と串の都市構造」へ
3 まちづくり政策の見える化
4 コンパクトなまちづくりの現状は?
さあ、一緒にはじめよう

土井勉(どい つとむ) ……………01、09、11、18

京都大学大学院工学研究科・医学研究科安寧の都市ユニット特定教授(副ユニット長)。博士(工学)。
1950年生まれ。1976年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。京都市、阪急電鉄株式会社、神戸国際大学を経て、2010年より現職。主な著書に『ビジョンとドリームのまちづくり―まちと交通再生のための都市政策』(単著、神戸新聞総合出版センター、2008年)、『つながりのコミュニティ―人と地域が「生きる」かたち』(共著、岩波書店、2011年)、『ポストモータリゼーション―21世紀の都市と交通戦略』(共著、学芸出版社、2001年)など多数。大阪駅北地区国際コンセプトコンペ優秀(2003年)、 JCOMMプロジェクト賞(2012年)など受賞多数。

柏木千春(かしわぎ ちはる) ……………02、05、07、16

流通科学大学サービス産業学部准教授。
1969年生まれ。2010年多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。1992年JTBに入社、2007年より兼業で大学教員を始め、2013年3月JTBを退社し現職。主な著書に『1からの観光』(共著、碩学舎、2010年)、『観光マーケティングのマネジメント』(共著、JTB能力開発、2011年)など。

白砂伸夫(しらすな のぶお) ……………03、06、12、14

神戸国際大学経済学部都市環境・観光学科教授。博士(環境共生学)。
1953年生まれ。信州大学卒業、京都大学工学部建築学教室故増田友也教授に師事。株式会社アールフュージョン代表取締役。主な著書に『住まいの空間構成』(共著、彰国社、2000年)、『LANDSCAPE WORKS―白砂伸夫作品集』(単著、マルモ出版、2004年)など。大津市煌めき大津賞(1993年)、ベルギーゲントフローラリ国際庭園コンテスト2位およびデザイン特別賞(1994年)、国土交通省まちづくり月間賞(1998年)など受賞多数。

滋野英憲(しげの ひでのり) ……………04、17

神戸国際大学経済学部経済経営学科教授。
1959年生まれ。2012年兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。日本能率協会コンサルティング、甲子園大学現代経営学部を経て、2010 年より現職。主な著書に『都市と商業―中心市街地再生の新たな手法』(共編著、税務経理協会、2009年)、『地域産業とマーティング』(共著、九州学術出版振興センター、2010年)など。

西田純二(にしだ じゅんじ) ……………08、10、13、15

株式会社社会システム総合研究所代表取締役。京都大学経営管理大学院経営研究センター特命教授。
1957年生まれ。京都大学工学部交通土木工学科卒業。中央復建コンサルタンツ株式会社、日本ディジタルイクイップメンツ株式会社、阪急電鉄株式会社を経て現職。交通とまちづくり分野の情報システムの開発、プロジェクトの企画・運営を専門とする。

まちづくりとDIY(Do It Yourself)

1 拡大するDIY

ホームセンターには、必ずと言っていいほどDIY(Do It Yourself)コーナーが配置され、お洒落な工具や園芸用品などが置かれている。DIYとは日曜大工や家庭園芸などに代表されるように専門家に任せず自分自身の手で身の回りのものをつくることや、補修などを行う活動のことである。近年では、こうしたDIYの拡がりを受けて、作業に楽しく取り組めるような、お洒落な道具・工具や材料、テキストを取りそろえた専門店なども生まれている。

DIYは材料費だけを考えても、大量生産で産み出される既製品と比べると必ずしも安価になるとは限らない。これに、製作者の人件費を加えると意外に高いものとなる場合がある。さらに出来上がったものの見かけも既製品の方が見栄えのよい場合も多い。

それでもDIYが次第に拡大しているのは、ものをつくるプロセスや手応えが楽しいこと、最終的にオリジナルなものができることにあると考えられる。また自宅のちょっとした隙間に配置する家具を必要とする場合、既製品では適当なサイズやデザインが見当たらなくても、DIYによって満足のいくものをつくり出すことができる。自分自身にオーダーをして自分にふさわしいものをつくることができるのである。

自分でつくり出すわけであるから、DIYの作品ついては少々の傷や失敗も気にならず、使い込むことで次第に愛着が増していくことも多い。DIYに取り組む過程では時としてミスはあるかも知れないが、楽しく取り組むことで失敗作にはならない。DIYに関わらなかった第三者から見れば既製品のように見栄えが良くなくても、製作者自身が納得するものであれば、それは立派な成功作である。すなわち関わっている人の評価がもっとも重要なものとなる。

既存のものではなく、オリジナルなものを持ちたい人たち、ものをつくるプロセスを楽しみたい人たち、ものをつくり上げることで達成感を得ることを期待する人たちなど、様々な動機でDIYを行う人たちが増えている。

言わば近代の産業社会において進められてきた工業製品に代表される効率化・規格化・分業化・外部依存化の枠を取り外して、ものづくりを自分たちの手の届くところから取り組みたいということが、DIYが拡がっている背景にあると考えられる。

2 まちづくりはDIY

なぜ、まちづくりの本の書名にDIYとあり、最初にDIYの話が書かれているのか、不思議に思われる方も多いだろう。奇をてらっただけではないかと思われるかもしれないが、そうではない。

まちづくりは、福祉のまちづくり、交通まちづくり、景観まちづくり、観光まちづくり、防災まちづくり、まちづくり会社、まちづくり条例など様々な意味と使われ方をしているストライクゾーンの広い言葉である。この言葉が多用される背景には、道路や建築物などの施設整備を行うことが中心となる都市整備などとは異なり、地域の住民が中心となってまちを舞台とした様々な取り組みや活動など行う分野を重視しようという気運がある。もちろん、まちづくりはソフトな分野だけを対象とするだけでなく、施設整備なども対象とする場合も多いが、そうした場合でも地域の人々との関係を重視した施設計画や維持管理が目指されている。

こうした「まちづくり」という言葉の多様性と言葉の成立の歴史的な経過を踏まえて、小林郁雄はまちづくりを「地域における市民による、自律的継続的な環境改善運動(活動)」と定義している(小林郁雄ほか編『都市計画とまちづくりがわかる本』彰国社、2011年)。ここで市民とは住民だけではなく、そのまちに関わりのある人々や企業・団体や行政なども含まれるものである。ここで環境というのは住環境改善といった狭い意味ではなく、むしろまちの持続可能性に関わる環境、社会、経済のすべての分野に広がっており、せんじつめればまちの人々の幸福度のアップが目的となっている。

そして、まちづくりは運動であり活動であるから、予算と工期を定めて取り組むプロジェクト(事業)と異なり、言わば終わりのない取り組みであると言うことができる。

こう考えると「まちづくり」は、先に述べたDIYと類似しているところが多くあることに気づく。自分たちの手の届くところから取り組みたいというところから出発し、自分たち自身が納得するものであれば、それは立派な成功作だというDIYの心が、まちづくりの原点なのだ。

いま、まちづくりの様々な課題が顕在化しつつある。例えば、まちづくりの主体として期待される地域コミュニティについても、自治会加入率の減少などから類推されるように弱体化し、担い手の高齢化などが進展している。その一方で、悪化する行政の財政を踏まえるとまちの安全や快適性の向上のために、まちづくりへの期待は高まる傾向にある。しかし、まちづくりを実践している担い手にとっては、まちづくりへの大きな期待は理解できるものの、世話役として様々な意見を持つ人々との調整などで過大な負担を感じたり、後継者が見当たらないことへの不安感を感じている場合がある。また、活動費を得るために公的な補助金を獲得しているうちに、活動が補助金を獲得することが目的となり、本来の目的を見失うことで活動が停滞する場合もある。さらに、他のまちづくり活動と比べてしまうことで焦燥感を感じることもある。

こうしたまちづくりの活動を進めるうえで感じる不安感や停滞感に対して、DIY的な心を持ってみてはどうだろうか。DIYと同様に効率化・規格化・分業化・外部依存化などの枠を取り外して、オリジナルなものを追求し、自分たちの地域のサイズでできることに取り組めば、他と比較することで優劣を感じる必要などもなくなる。そして何よりも、まちづくりのプロセスを楽しむことが重要であるという価値観を、まちづくりに参加する人々と共有することが可能となる。

3 まちづくりDIYの実践

本書ではこうしたDIYの心を踏まえて、これまで各地で取り組まれている様々なまちづくりを捉え直すことにより、まちづくりを成功に導く秘訣が見えてくることを意図してまとめたものである。

ここで、提示するまちづくりをDIY的に取り組む視点は次の五つである。

①愉しく元気に
②美しく美味しく
③工夫を重ねる

これら三つの視点については、DIYに取り組む場合に言わば不可欠の視点である。楽しく、美味しいから人々が関わってくれる。そして地域にとって相応しいものとする必要がある。そのためには工夫を凝らした試行錯誤も必要となる。そして、これらの取り組むプロセス自身も楽しいものであることが望ましい。

また、こうしたDIYの視点に加えて、次の二つの視点もDIY的なまちづくりには重要であると考えられる。

④ビジネスから
⑤未来に向けて

これらは、まちづくりが持続可能なものとして継続していくためには、そこで経済が回る仕組みを構築し、まちづくりが自立した活動となることが重要であるからである。さらに雇用などが生まれると素晴らしい。まちづくりの活動自身から新たなビジネスが誕生し継続していくことは、言わば理想的なことである。また企業がまちづくりDIYを実践し、まちづくりに貢献することが企業自体の価値を高めていくことにもつながっていく。そうした点から4番目に「ビジネスから」という視点を入れている。

また、地域で活動する企業や行政、まちのまとめ役がまちづくりを推進する主体になることも重要である。人口減少社会や高齢化の進展、財源の緊縮状況などを踏まえて、将来に禍根のない都市のあり方を構想する場合、市民からの理解と参画を得てDIY的に取り組まれることが不可欠である。市民と目指す方向を共有し、「未来に向けて」まちをつくっていくことを志向することが、企業や行政にも期待されている。こうしたことから5番目の視点として「未来に向けて」を入れている。

4 まちづくりDIYの課題とコツ

本書は、これらまちづくりをDIYの視点から取り組む五つの視点から構成されている。

これら五つの視点ごとに、関係する事例を配し、これらの事例を取り巻く[課題]をはじめに書き、具体的な活動の内容を記述し、最後に[コツ]として、こうした事例から学ぶべきことを取りまとめている。このような構成とした理由は、事例の紹介にとどまらず、まちづくりを進める場合にヒントになる重要な視点を一般化することで、より多くの人たちに参考にしていただけるのではないかと考えたからである。

本書が、現在まちづくりに取り組んでいる人たちへの参考や応援となり、これから新たにまちづくりに取り組もうとする人たちにヒントを提供することで一歩を踏み出していただける契機となればと考えている。

土井勉

さあ、一緒にはじめよう

私たちの社会は、大きな変化があってもできるだけその影響を小さくして、現状を維持するように様々な制度、組織、仕組みがつくられてきた。できるだけ問題が起こらないように、そして問題が起こった場合には速やかに現状復旧ができるようにという、よくできた仕組みが作動してきたのである。私たちの意識もまた現状を維持することが望ましいと考えているところがある。

しかし、地球環境の問題、人口減少社会への突入、そして2011年の東日本大震災などを踏まえると、時代の流れは急速に大きく変わりつつあることが実感される。我々が活動を拡大することで地球環境への負荷が増加する。人口減少社会における地域のあり方は、拡大を前提としたこれまでの成長戦略とは異なる。そして、東日本大震災はリジリエント(Resilient:回復力のある)な社会のあり方への転換を促すものなっている。

しかし、こうした時代の変化に私たちの社会はまだまだ対応できていない。だから、様々な局面での閉塞感が私たちを取り巻いているのである。

私たちが直面しているまちの課題に対しても、お金がない、時間がない、制度がない、取り組むための「場」がないなど、できない理由を並べることはさほど困難ではない。変化の時代には、既存の制度などが追いついていないから、取り組むことも容易ではないように感じることも多いかも知れない。だが、できない理由が明確になっても、直面する問題の解決にはならない。

では、どうすれば良いのだろうか?

その答えの一つが、小さな取り組みでも良いからまずは実行して、できることを実感してみることである(「小さな取り組み」については、岡田憲夫関西学院大学教授の提唱による「小さな事起こし」がヒントになっている)。このことがまさに本書の主題である「まちづくりDIY」なのである。小さな実践に取り組むためには、お金も時間も自分で都合をつけることからはじめれば良いのである。そして、こうした小さな活動が次第に大きな流れとなり、変化の時代に望ましい新たな社会を構築する大河になっていく可能性がある。

まちづくりDIYは小さな実践であるが、社会へのインパクトは決して小さくはない。こうした取り組みが各地で拡がることで、より住みやすく、生きやすい社会を形成するきっかけになる最初の一歩だからである。

Do It Yourself and Let’s begin together! ── さあ、まずはできることから一緒にはじめよう。

本書は、神戸国際大学経済文化研究所における研究組織プロジェクト17「魅力あるまちづくりを考える研究会」(2007年度)から取り組みをスタートしたものである。執筆者一同もこの研究会での様々な発表と議論を行うことで、本書をまとめる基礎体力を整えてきた。また、神戸国際大学からは出版に関する支援もいただいている。

そして、本書の各章に登場する様々なまちづくりDIYを実践されている皆様の存在がなければ、この本は生まれなかった。

また、本書の出版について多大なアドバイスを頂戴した株式会社学芸出版社の前田裕資氏がいなければ、本書は世に出ることはなかった。
こうした本書に関係し、お世話になった皆様に厚くお礼を申し上げるものである。

土井勉