やさしい 建築構造設計 演習問題集
内容紹介
演習問題152問を通して基礎をマスターしよう
構造設計の学習には手を動かして解く練習が効果的です。本書は、力の流れと計算手順の理解が進む例題から、図や計算式を書き込んで取り組める演習問題、建築士試験レベルの正誤問題まで100問以上を収録。鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造の基礎をカバーし、力学との関連もわかる構成にしました。取り外しできる解答解説付き。
浅野 清昭 著
著者紹介
体裁 | B5変判・148頁 |
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定価 | 本体1800円+税 |
発行日 | 2023-11-20 |
装丁 | KOTO DESIGN Inc. 山本剛史 |
ISBN | 9784761513825 |
GCODE | 4072 |
販売状況 | 在庫◎ |
ジャンル | 建築構法・構造・構造設計・力学 |
教科書分野 | 建築構法・建築構造・構造設計 |
教科書シリーズ | 図説やさしい(建築)シリーズ |
1 構造設計の流れ
2 荷 重
2・1 鉛直荷重
2・2 風荷重
2・3 地震荷重
1+2 まとめ
3 鉄筋コンクリート
3・1 構造・材料
3・2 梁(1)
3・3 梁(2)
3・4 柱(1)
3・5 柱(2)
3・6 床スラブ
3・7 地盤・基礎
3 まとめ
4 鉄骨構造
4・1 構造・鋼材
4・2 接合法
4・3 引張材
4・4 圧縮材
4・5 梁
4・6 柱
4・7 接合部
4 まとめ
5 2次設計
5・1 層間変位の算定
5・2 層間変形角・剛性率・編心率
5・3 保有水平耐力(1)
5・4 保有水平耐力(2)
5 まとめ
[巻末]例題 解答
[別冊]演習問題 解答・解説
計算をともなう教科は、学習していく上で自分の手を動かして解く作業が欠かせません。私も構造力学の講義では自作の練習問題を用意し、学生たちに提供してまいりました。それが2018年執筆の『やさしい建築構造力学演習問題集』となりました。構造設計も同様で、学習内容に即した練習問題が不可欠であると考えております。しかしながら、構造設計はどこまでの内容を講義するかによって練習問題の内容も変わり、練習問題を作成する講師も悩むところとなります。
そこで『図説やさしい構造設計』(以下テキストと称する)をご利用いただいている方々のために、本書『やさしい建築構造設計演習問題集』を作成いたしました。テキストに合わせて、基礎的な構造設計の内容の理解にご利用いただければ幸いです。
[本問題集の特長]
●テキストに即した内容テキスト内の解説文章、図等を( )抜きで問題にしており、学習内容に合わせて( )内を埋めながら学習できるようにしております。また、例題(計算問題)も( )抜きにするなど学習内容に合わせて手元で計算をしながら講義を受けられるようにしております。
●例題の計算手順を確認できる演習問題
テキスト内例題(計算問題)の類似問題を準備しております。例題の設計手順をもう一度手元で確認することで理解を深めていただけます。
●学習内容に関連する構造力学問題
必要に応じて、構造力学問題を入れております。部材設計は構造力学がもとになっています。講義の準備段階として関連する構造力学問題を確認していただき、設計内容の理解がスムーズになるようにしております。
●学習内容に即した文章問題
建築士試験では、構造設計の内容が文章題で出題されます。講義を受け、実際に計算した内容が建築士試験ではどのような文章で出題されるのかをご確認ください。
[問題を解くにあたっての注意点]
●計算問題の目的は、計算内容・手順を理解することにあります。計算をする中で、有効桁の取り方によってはみなさんの計算結果と解答にずれが生じる場合もありますが、わずかなずれは気にせず、内容を理解できたかどうかに力点をおいてください。
●計算問題では、有効3~4桁を基本とし、四捨五入しております。荷重(大きく見積もる方が安全)や許容応力度(小さく見積もる方が安全)では、それぞれ切り上げ、切り捨て計算している場合もあります。解答でご確認ください。
●本書は、別売の『改訂版 図説やさしい構造設計』内の記載内容や図表を適宜参照して解答することを前提に作成されています。学習効果を高めるため、ぜひお求めのうえ、併せてご使用ください。
本書を通して構造設計の理解を深めていただければ幸いです。
令和5年10月吉日
浅野 清昭
開催が決まり次第、お知らせします。