編者
上田篤 [序章/鼎談]
1930年生まれ。京都大学工学部卒業。建設省技官、京都大学助教授、大阪大学教授、京都精華大学教授を経て、現在、地文学研究会主宰。専門:生活空間学。著書に『日本人とすまい』『京町家』『海辺の聖地』『五重塔はなぜ倒れないか』『日本の都市は海からつくられた』『水網都市』(編著)『鎮守の森』(編著)など。
中村良夫 [9章/鼎談]
1938年生まれ。東京大学工学部卒業。日本道路公団技師、東京工業大学教授、京都大学教授を経て、現在、東京工業大学名誉教授。工学博士。専門:景観工学、地域計画学、国土運営学。著書に『土木空間の造形』『風景学入門』『風景学・実践編』『風景を創る』など。設計監修した古河総合公園がユネスコのメリナ・メルクーリ国際賞を受賞。
樋口忠彦 [2章/鼎談]
1944年生まれ。東京大学工学部土木工学科卒業、同大学院工学系研究科博士課程修了。新潟大学教授を経て、現在、京都大学大学院教授(工学研究科都市環境工学専攻)。専門:景色学、都市・地域設計論。サントリー学芸賞などを受賞。著書に『景観の構造』『日本の景観』『郊外の風景』『都市のデザイン』(共著)など。
執筆者
片岡智子 [1章]
1947年生まれ。岡山大学大学院文学研究科修士課程修了。ノートルダム清心女子大学助教授を経て、現在、同大学教授。地文学研究会員。専門:古代和歌、平安文学。論文に「歌ことば『おのがきぬぎ』考」(『講座平安文学論究 第十七輯』)、「神遊びの歌の世界」(『社叢学研究』第二号)など。
進士五十八 [3章]
1944年生まれ。東京農業大学卒業。(社)日本造園学会長、(社)日本都市計画学会長などを歴任し、現在、東京農業大学学長・教授。農学博士。専門:造園学、環境計画。著書に『日本庭園の特質』『アメニティ・デザイン』『「農」の時代』『ルーラル・ランドスケープ・デザインの手法』(共著)『風景デザイン』(共著)など。
米山俊直 [3章]
1930年生まれ。京都大学大学院博士課程退学。京都大学助教授、教授を経て、名誉教授。放送大学教授、大手前大学学長を経て、現在、国際京都学協会理事長。農学博士。専門:文化人類学。著書に『小盆地宇宙と日本文化』『アフリカ農耕民の世界観』『都市と祭りの人類学』など。
中岡義介 [5章]
1944年生まれ。京都大学工学部卒業。佐賀大学教授を経て、現在、兵庫教育大学教授。地文学研究会員。専門:環境デザイン学。著書に『奥座敷は奥にない』『水辺のデザイン』『六人家族の中国ノート』『ラテンアメリカ 都市と社会』など。
飯沼賢司 [6章]
1953年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科(日本史専攻)後期博士課程満期退学。早稲田大学助手、大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館主任研究員を経て、現在、別府大学教授。専門:日本古代中世史、環境歴史学、宗教史、家族史。著書に『八幡神とはなにか』『環境歴史学とはなにか』など。
武部健一 [7章]
1925年生まれ。京都大学工学部土木工学科卒業。建設省技官、日本道路公団東京建設局長、常任参与などを歴任。以後コンサルタント業務を経て、現在、道路文化研究所を主宰して研究活動。工学博士。専門:道路工学、土木史学。著書に『インターチェンジ』『道のはなしI・II』『道I・II』『完全踏査 古代の道』など。
小川紀一朗 [8章]
1956年生まれ。北海道大学大学院農学研究科林学専攻修士課程修了。アジア航測(株)入社後、主に土砂動態現象の解析業務に携わり、現在、事業推進本部新砂防グループ・マネージャー。技術士(建設、応用理学、総合技術監理)、農学博士。著書に『土砂災害調査マニュアル』『応用地学ノート』(以上、共著)など。
今村遼平 [8章]
1941年生まれ。熊本大学理学部地学科卒業。国際航業(株)入社後、主に土木地質学ならびに防災学に関する業務に携わり、現在、アジア航測(株)顧問・技師長。技術士(応用理学、建設)、理学博士。APEC Engineer (Civil)。著書に『技術者の倫理』『地震タテ横ななめ』など。
松浦茂樹 [10章]
1948年生まれ。東京大学工学系大学院修士課程修了。建設省技官を経て、現在、東洋大学国際地域学部教授。専門:社会基盤整備史、河川工学、建設産業史。工学博士。著書に『国土の開発と河川』『明治の国土開発史』『国土づくりの礎』『戦前の国土整備政策』『古市公威とその時代』(編著)など。
田中充子 [11章]
京都女子大学史学科卒業。福井工業大学講師、大阪大学講師を経て、現在、京都精華大学芸術学部助教授。地文学研究会員。専門:建築学。著書に『プラハを歩く』『プラハ 建築の森』『プラハのアール・ヌーヴォー』『プラハ・建築博物館の街』『国造りの歴史』『国際デザイン史』(共著)『鎮守の森は甦る』(共著)など。 |