中心市街地活性化のツボ
今、私たちができること

おわりに

今回出版できたのは、何よりも私の職場である独立行政法人中小企業基盤整備機構の前田正博理事長をはじめ、上司、同僚の方々のお陰である。職場の理解なしには出版は不可能であった。心から感謝したい。

今回の出版にあたり本の推薦をしていただいた流通科学大学の石原武政教授には日頃から気軽に接していただき感謝の言葉もない。今回も気軽に「いいよ」と推薦文を書いてくださった。前著『失敗に学ぶ中心市街地活性化』でご一緒させていただいたお二人にも大変お世話になった。関東学院大学の横森豊雄教授には2006年に英国にご一緒させていただき、マンツーマンで英国の取り組みを教えていただいた。あの凝縮された英国での一週間は何事にも変えられぬ経験であった。中小機構で中心市街地サポートマネージャーをしていただいている久場清弘先生は、私が初めて診断の現場にデビューしたとき以来、ずっとお付き合いしていただいている。日頃から温かい目で私を見守ってくださっている。

次に、この本で紹介させていただいた事例に登場するみなさん全員にお礼を述べたい。私がこの本を書こうと思ったのはみなさんがいたからだ。「みなさんの取り組みや想いがひとつになれば素晴らしいものになるかも知れない」。そう思ったからに他ならない。みなさんの素晴らしい取り組みが輝いたものとして表現できていたらこれ以上の喜びはない。

また、全国のまちづくりの仲間にも感謝したい。この本に登場するみなさんは全国のまちづくりの仲間が紹介してくれた方々だ。みなさんのお陰で書くことができたと思っている。とりわけ3年ほど前に大阪に来てから、関西のまちづくりの仲間には本当にお世話になった。特に近畿中心市街地活性化ネットワーク研究会の皆さんには感謝の気持ちで一杯である。この研究会は、近畿版のATCM(英国TCM〔タウンセンターマネジメント機関〕の全国ネットワーク)ができればと思っていたところ、尼崎市役所の梅村仁さんと近畿経済産業局の福田利治さんのお陰で組成できた。研究会の役員のみなさんや職場の後輩の古川荘太郎君、松永秀人君、川治恒紀君がいなければ研究会は運営できていなかった。

学芸出版社の前田裕資さんと編集の岩崎健一郎さんにはこのような機会をいただき、感謝の言葉もない。

最後に、陰でしっかりと応援してくれた妻かほりと長男裕史と長女はるかに心から「ありがとう」と言いたい。