食のまちづくり
小浜発!おいしい地域力

目次


はじめに

1章 食でまちづくり

一地方都市から世界のオバマへ
12地区でも独自のまちづくりに着手
市民が動き始めた
追い風に乗れ

2章 支えあい、学びあうキッズ・キッチン

料理は生きる力を引き出す
親は子どもを信じることを学ぶ
食材が教材になる
支えあい、学びあう食育

3章 地域が支える子どもの食育

伝承料理のへしこづくりに挑戦
技とともに伝承される歴史
咀嚼を通して地場産給食を学ぶ
食育は地域に根ざす

4章 生涯食育という思想

中年男子、厨房に入る
あらゆる世代に食育を
生涯食育を担う人たち
生きる喜びを支える食

5章 スローフードをつくる人たち

食のまちづくりの推進役
スローフードの発信基地
創作料理への挑戦
市内の店に新しい名物料理を

6章 郷土の味を守る人たち

若い人に郷土料理を伝えたい
伝統野菜を見直す
すべての努力は1回の食事のために
心を満たす郷土料理

7章 「味の箱舟」は未来に漕ぎ出す

ファーストフードの大洪水
古代の保存食・なれずし
集落で守り続けた伝統野菜
現代のノアたち

8章 学校給食が地域の絆をつくる

朝市が地域を変えた
学校給食と朝市の相乗効果
校区内地場産給食へ
愛情という心の栄養

9章 海にアマモの森をつくろう

命を育む海の森
人との出会いが生徒を成長させた
高校生が地域を動かした
海から広がる活動の輪

10章 若者は海をめざす

鯖が湧く海
水産大国からの転落
漁業を志す若者たち
食べて守る海の生態系

11章 食と農を担う障害者たち

木簡が語る製塩の歴史
障害者をものづくりの担い手に
老人会との協働で天然塩を復活
現代の「御食国」をめざして

12章 地域の食文化を支える調味料

酢に魂を込める
人類最古の調味料
老舗の挑戦は続く
地域の味をつくる調味料

13章 雲城水よ、永遠なれ

湧水が生んだ銘菓
豊かな湧水の地
100年の歳月が水を育む
人が名水をつくる

14章 農村女性よ、起業せよ!

注文をつけられるお弁当屋さん
何かをやりたい!
農家のおやつで起業
少しの勇気さえあれば

15章 日本の箸のふるさと

日本最大の塗箸の産地
海のきらめきを表現する若狭塗
箸に美を求めて
マイ箸運動の追い風が吹く


おわりに
本書に登場する小浜のおいしい場所リスト