海域アジアの華人街


著者紹介
泉田英雄(いずみだひでお)
 1954年宮城県小牛田町生まれ。工業高等学校を卒業後、建設会社勤務。4年後、青年海外協力隊に参加し、2年半、マレイシアの工業高校で建築構法と施工を教える。任期終了後、半年間インドからギリシャまで陸路を旅し、多くの歴史的建築を視察。帰国後、日本大学理工学部建築学科と筑波大学芸術研究科を経て、東京大学生産技術研究所藤森研究室研究生。1988年から筑波大学芸術学系講師を勤め、1991年に「アジアにおけるコロニアル建築に関する研究」に対して東京大学から博士(工学)を授与される。1997年4月に豊橋技術科学大学建設工学系に移り、アジア建築史、近代建築史、保存技術を教育研究している。
 日本建築学会計画系論文集「東南アジアの植民地都市とその研究」、建築史学「イギリス公館建築の営繕に関する研究」、住宅総合研究財団研究報「三河地域の土壁構法に関する研究」などの学術論文、フィリップ・ギブス『マレー人の住まい』(学芸出版社)やノーマン・エドワーズ『住まいから見たシンガポール社会史』(日本経済評論社)などの多数の翻訳書がある。
 シンガポール大学、バンドン工科大学、ガジャマダ大学、マレイシア工科大学、バウハウス大学、ミュンヘン工科大学などで、日本を含むアジアの都市建築に関する特別講義を実施し、また共同研究を行っている。