次世代のアメリカの都市づくり


著者紹介

〈著者略歴〉
ピーター・カルソープ Peter Calthorpe
エール大学大学院建築学専攻修了。ファラローンズ研究所、カリフォルニア州政府の州建築家室を経て、1978年にヴァン・デ・リン/カルソープ・パートナーズを創設。現在、カルソープ・アソシエイツ代表。1972年に実務をスタートさせてから、建築と都市計画の両分野における実務経験と理論を統合し、ニューアーバニズムの旗手としてまちづくりや都市デザインに対して環境からのアプローチの導入に取り組んできている。連邦政府住宅都市開発省の土地利用、交通、まちづくりの関係性を強化する都市政策にも影響を与えている。アメリカにおける都市及び郊外の発展の新しいモデルを提示した功績に対してニューズウィーク誌は「25人の最先端のイノベーター」の一人に挙げている。ニューアーバニズム会議(CNU)の創設者の一人で初代会長。主な著書に『Sustainable Communities』(シン・ヴァン・デ・リンとの共著)、『The Pedestrian Pocket Book』(ダグ・ケルバウとの共著)、『The Regional City: Planning for the End of Sprawl』(ウィリアム・フルトンとの共著)など。

〈訳者略歴〉
倉田直道 Naomichi Kurata
1947年長野県諏訪市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修士過程修了及びカリフォルニア大学バークレー校大学院アーバンデザイン・プログラム修了。カリフォルニア大学都市地域開発研究所、HKSアソシエイツ(サンフランシスコ)等を経て、現在、工学院大学建築都市デザイン学科教授及びアーバンハウス都市建築研究所代表。主な著書に『近代都市計画の百年とその未来』(共著、彰国社)、『新しい交通まちづくりの思想』(共著、鹿島出版会)、『都市計画国際用語辞典』(共著、丸善)、訳書に『新しい都市デザイン:アメリカにおける実践』(集文社)、『サンフランシスコ都市計画局長の闘い』(共訳、学芸出版社)など。

倉田洋子 Hiroko Kurata
京都府綾部市生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。カリフォルニア美術大学建築学科(旧カリフォルニア美術工芸大学環境デザイン学科)卒業。スキッドモア・オウイングス・アンド・メリル(SOM)サンフランシスコ事務所、日本設計等を経て、現在アーバンハウス都市建築研究所取締役。主な訳書に『新しい都市デザイン:アメリカにおける実践』(集文社)、『建築フォルム・コレクション』(集文社)。他に、第4回ふるさとの顔づくり設計競技建設大臣賞(最優秀賞)受賞など。