目次
新しいパブリックをデザインするために。 馬場正尊
この本の読み方
公共空間から考える新しい社会システム
パブリックスペースを動かす新しいアプリケーション
新しい資本主義のかたち
Chapter 01 行政に頼らず、まちを経営する 木下斉
従来の商店街から逸脱した早稲田商店会
企画立案者がプロジェクトを主導するのが常識だった
商店街ネットワークの猛烈な失敗から学んだこと
必要なものは自分でつくる社会
不動産オーナーが立ち上がり投資するまちの再生事業
まちづくりとはマネジメントである
完全民間型まちづくり会社、熊本城東マネジメント株式会社
日本に必要なまちづくり会社とは金融機能を持った事業会社
効率的な公共のあり方を民間が追求する
組織は小さく、決定はシンプルに
制度でなく、事業で解決する
実践から生まれる体系化
Chapter 02 子どももまちも豊かにする保育園 松本理寿輝
子どもの見方が変わった出会い
保育園の現状に頭でっかちな疑問を抱く
レッジョ・エミリアとの出会い
社会を知るための就職、経営を学ぶための起業
偶然か、必然か、出会いでプロジェクトが動きだす
いかに安心安全に保育園をまちに開くか
なぜ保育園に新規参入できないのか
少しずつ事例をつくって、状況を変えていきたい
境界を取り払い、コミットできるしくみをつくる
地域の人たちの日常とつながる仕掛け
新しい社会モデルを自然体でつくれる世代
Chapter 03 新しい関係性をつくるプロジェクトデザイン 古田秘馬
パブリックデザインとは、共通価値をつくること
共通の価値の生みだし方
身近な関係を変えることから革命は始まる
新しい関係性を生みだすOSになる
コミュニティという細分化されたパブリック
複合的な思考で組み立てる
「プロジェクトデザイナー」という仕事
Chapter 04 気持ちを投資する21世紀の資本主義 小松真実
音楽の世界から金融の世界へ
50万円で起業
音楽の目利き力をファンドづくりに活かす
インディペンデントなものづくりを支えたい
生産者と消費者の新しい関係をつくる
本気の人のファンドしかつくらない
半分寄付、半分投資という被災地支援
なぜ銀行にできない支援ができるのか
ファンドという新しい社会参画のしくみ
Chapter 05 自由に形を変えるクリエイティブファーム 田中陽明
クリエイターをサポートするしくみをつくりたい
co-labはどのように始まったのか
六本木のコミューン時代
フォーマット化された三番町時代
提携企業によって変わるコラボレーションの形
なぜ、企業はco-labと組むのか
ファシリテーションとディレクション
co-labというコミュニティ
パブリック化されたプラットフォームのつくり方
スイミーみたいに社会と並走したい
Chapter 06 行政は最大のサービス産業である 樋渡啓祐
多様な人々の中にいる快感
利用者にとって快適な空間をイメージする
居心地のよい空間とは
コミットできるチームづくり
結果が美しいものは、プロセスも美しい
スピードが大事
ゴールは広くとり、決して後戻りはしない
小さな部分の積み重ねで全体を変えていく
行政こそ最大のサービス産業
おわりに
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