装丁 上野かおる |
経済界からは規制緩和を迫られ、市民からは開発業者の手先と誹られる都市計画。もう弥縫策の積み重ねでは済まされない。従来の枠組に捕われず規制や事業の公共性を正面から問いなおし、地方分権と市民参加、少子高齢化と地球環境の時代に相応しい街づくりのための都市計画の姿を、第一級の研究者と実務家が大胆に提言する。
【主要目次】1部 現実からの変革−−−地方分権と市民参加
1章 地方公共団体の文脈から見た都市計画----小川富由
2部 基盤の再構築−−−新たな公共性への挑戦
2章 都市計画と市民参加(横浜を例として)----木下眞男
3章 生活の質から見た都市計画----蓑原 建
1章 都市計画、土地利用・建築規制はなぜ必要なのか----大方潤一郎
3部 パラダイムの転換−−−新しい都市計画の構想
2章 都市計画の評価----吉川富夫
3章 自律支援による新たな公共性への方途----若林祥文
4章 都市計画と公共性----中井検裕
1章 21世紀の都市像へ向けて都市計画に求められるもの----西村幸夫
2章 21世紀の都市計画の枠組みと都市像の生成(都市デザインの試みから)----佐藤 滋
3章 21世紀都市計画の展望----蓑原 敬