英国の持続可能な地域づくり

パートナーシップとローカリゼーション

著者紹介

中島 恵理(なかじま えり)
環境省環境管理局水環境部水環境管理課
1972年京都府生まれ、1995年3月京都大学法学部卒業。
1995年4月環境庁入庁、水質保全局、企画調整局環境計画課を経て、1999年7月より2001年7月まで英国に留学。2000年ケンブリッジ大学土地経済学科修士過程取得、2001年オックスフォード大学環境変化管理学科修士過程取得。大学において英国やEUの環境法、環境政策、環境経済を学ぶかたわら、この本に紹介した持続可能な地域づくりの現地調査のため英国を中心に欧州各国を旅する。
 2001年8月より環境省地球環境局総務課で、地球温暖化対策、貿易と環境、ヨハネスブルグサミット等の業務に関わり、2003年7月より経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課に出向し新エネルギー推進政策に関わる。2005年7月より現職。
 また、個人的な立場で、我が国における持続可能な地域づくりを支援するため、サスティナブル・コミュニティ研究所フェロー、里地ネットワークアドバイザー、エコミュニティ・ネットワーク理事、ローカルジャンクション21理事を務めるとともに、長野県富士見町で地域通貨、地元学の普及等の持続可能なまちづくりに関わっている。
共著等
『2100年未来の街への旅』(学研)『地球時代の自治体環境政策』『ソーシャルインクルージョンと社会起業の役割』(ぎょうせい)『環境福祉学入門』(環境新聞社)『サスティナブル経営』(日本地域社会研究所)『自然エネルギー市場』(築地書館)『環境マネジメントとまちづくり』(学芸出版社)


特定非営利活動法人サスティナブル・コミュニティ研究所
 特定非営利活動法人サスティナブル・コミュニティ研究所(以下、サス研と略す)は2003年10月に東京都から特定非営利活動法人として認可を受けた、持続可能な地域(コミュニティ)づくりをサポートする、実践に重きを置いた研究所である。
 今回、サス研では、持続可能な地域づくりを実現するためのひとつの方法として、主に海外の事例を紹介する出版の企画を立案し、サス研のフェローも務められている中島恵理氏に執筆いただいた。

 サス研の特徴は、地域の問題解決への取組みを進めるにあたり、地域が自立できるようなサポートとコンサルティングを対象地域の発達段階に応じて行うことにある。サービスの内容は、情報提供やコンサルティング、地域にある様々な資源の発掘、活動のデザイン、仕組み部分も含めた事業開発など多岐にわたっている。
 サス研のこれまでの活動事例としては、本書にも述べられている、長野県牟礼村での、地域資源の発掘と交流のための調査やワークショップの実施をはじめ、CSA(コミュニティの持続可能性評価)というツールを活用した、広島県加計町、高宮町での循環型地域づくりの可能性調査、神奈川県川崎市での、シニアを中心とした地域の人々の地域活動を、継続的に展開できるように、事業計画の視点からコンサルティングやサポートを行う「シニア地域活動モデル創造ワークショップ」の実施、大阪府堺市における、湾岸の埋め立て地域の持続可能な開発計画の立案など、様々な事業を展開している。
 サス研では、現在、理事を中心としたコアメンバーにより活動を推進しているが、活動をサポートいただける方を募っている。興味・関心を持たれた方は、下記までお問い合わせいただきたい。

  特定非営利活動法人サスティナブル・コミュニティ研究所
   〒107-0062 東京都港区南青山1-20-15 Rock1st 301号室
   TEL 03-5786-3541
   FAX 03-5775-7671
   E-mail:info@susken.org