Gロゴ

市民参加のまちづくり

マスタープランづくりの現場から

表紙

■内容紹介──

 マスタープランづくりは、市民が都市計画に参加する絶好の機会である。市町村マスタープラン作成に携わった実例から、ワークショップなどの具体的な手法や市民・行政間の協働の事例、市民独自案としてのプラン作成経過などを報告する。加えて、プランナー・法律家・パソコン通信の専門家が、参加のあり方について提言する。

■主要目次──

  序文 マスタープランづくりは市民参加の好機 渡辺 俊一
1編 実践の現場から
  1 インターネットによる市民参加の試み 小林 隆
  2 市民ワークショップによる成長するプランづくりへ 浅野 聡
  3 市民はまちづくりのパラダイムを変更できるか? 明峯 哲夫
  4 出入り自由のサロン方式により市民の手で成文化 大和田 清隆
  5 市民まちづくりネットワークによる手づくりプラン 小瀧 康男
2編 実践のポイント
  6 プランナーの現場から市民参加のプランづくりを考える 山口 邦雄
  7 まちづくりと市民参加を法律から考える 日置 雅晴
  8 市民参加と学習の新しい可能性をパソコン通信に探る 澤村 明

■詳細情報──

全目次 本書の全目次です。
執筆者略歴 本書著者を紹介しています。
書  評 本書の書評を紹介しています。
組み見本 本書の組み見本です。
序文全文 編者による本書の序文です。
情報ガイド 参考文献、関連リンクを掲載しています。

■WEB書評──(本編者への私信を、ご本人の許可を得て掲載しております)

まず序文とあとがきを拝読し、本の主旨が良く分かりました。渡辺先生のいつもの論文とは異なる語り口も、公開講座での講義を思わせるようで、面白く読ませて頂きました。
──森村道美(長岡技術科学大学)

公開講座が紙のメディアとして読めることは私にはうれしいことです。
──高見沢邦郎(東京都立大学)

従来の重厚な理論書とはガラリと趣きを変えた実に読みやすい内容です。学兄の守備範囲の広さ、及び、理論から実践までをこなされる力量に心から敬意を表します。
──広原盛明(元京都府立大学学長)

この本の序文の先生の文章を読めば、先生が「マスタープラン」に大きな意義を求め、これに住民参加という今まで求められてきながらなかなか実践できなかったものを何とか結合させていこうとするスタンスが十分に読みとれます。
「学習なくして参加なし」「学習しない人は参加してもらうと困る」という大胆な文章も、現実に長年にわたって住民参加の活動を実践しているからこそいえる言葉だと思います。(中略)
今回の出版物はとにかく市民参加を徹底させたという点で非常にユニークなものだと思うし、各地のまちづくり協議会にとっても、マスタープランというテーマはわかりにくいとしても各地の悩みを考えていくには非常に良い材料になるものと思います。
──坂和章平(弁護士)

先生のおっしゃるとおり、「下から上への都市計画」こそ、日本社会の成熟のために必須の要素だと存じます。また、「学習」の契機も、市民と政策を結ぶ不可欠なチャネルと確信いたします。
ご編著は、具体的な事例を交え、貴重な知見を網羅され、誠に有益と存じます。広く関係者におすすめして参りたいと存じます。
──福井秀夫(法政大学)

渡辺さんの出されるデスマス調の本は珍しいのではないかと思いますが、さすがに広い視野からのhow toものとしてわかりやすい仕上がりと、感心しながら読ませていただきました。(中略)都市レベルの合意形成をマスタープランをめぐって探るという新たな展開が、都市住民運動の帰結のひとつのありようとして途上国でも現実性をもってきたと思います。そこで私も改めてマスタープラン論について勉強を迫られていると(自分では)思っています。
──穂坂光彦(日本福祉大学)

新しいメディアも使い、新たな発想で、全国で活発な町づくりが展開している様が生き生きと伝わり、元気がでてまいりました。
──陣内秀信(法政大学)


■他のホームページ上の書評へリンク──

Toshi-shiさん(本書p.171掲載)のホームページでの書評です。



あなたは人目(99.02.19〜)の訪問者です。



ご注文はこちらへ

学芸出版社/gakugei

| 図書目録ページへ | 学芸出版社ホームへ |