廣野 喜幸(Hirono Yoshiyuki)
東京大学大学院総合文化研究科助教授
バイオテクノロジーを始めとする科学技術と社会の接点に係わる事柄について研究を行う。1990年、東京大学大学院理学系研究科を修了し、1999年より現職。軽快な語り口で本質を突く講義は学生の間でも有名で、教養学部の1、2年生を対象とした選択科目「科学技術基礎論」は、受講希望者が殺到して抽選となるほどの人気講座。
村上 陽一郎(Murakami Yoichiro)
国際基督教大学大学院教授
1936年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科を修了後、上智大学理工学部、東京大学教養学部、同先端科学技術研究センター長などを経た後、1995年より国際基督教大学教授を経て、現職。科学史・科学哲学や、科学技術社会学についての研究の第一人者である。高校の国語の教科書等にもしばしば登場するため、多くの学生がその名を知る。
丸山 真人(Maruyama Makoto)
東京大学大学院総合文化研究科教授
人間の経済を生命の生産・再生産という視点から捉え直すため研究をするほか、地域通貨の研究でも知られる。主著に『なるほど地域通貨ナビ』(北斗出版、2001)、『〈資本〉から人間の経済へ―20世紀を考える〈3〉』(ライブラリ相関社会科学9、新世社、2004)など。テーマ講義「環境の世紀」責任教員。
小宮山 宏(Komiyama Hiroshi)
東京大学大学院工学系研究科教授
1944年東京生まれ。1972年、東京大学大学院工学系研究科博士課程を修了後、同年より助手。その後助教授を経て、1988年より同教授となる。東京大学工学部長などを歴任し、2005年4月より東京大学総長。切れの良い語り口は「小宮山先生の話を聞くと何でもできそうな気がして自信が持てる」と学生に評判。
山口 猛央(Yamaguchi Takeo)
東京大学大学院工学系研究科助教授
1966年生まれ。燃料電池材料システムの開発や、生体高分子膜をモデルとした材料システムの研究を行う。大学時代にはサッカーとテニスのサークルに所属し、現在の趣味もサッカーとスポーツ観戦だというフレッシュな助教授。
花木 啓祐(Hanaki Keisuke)
東京大学大学院工学系研究科教授
1980年、東京大学大学院工学系研究科都市工学専門課程博士課程修了。東北大学工学部の土木工学科などを経て、現職。東南アジア水環境制御研究センター共同センター長もつとめる。優しい語り口ながらもポイントを突いた講義で学生に知られる。
家田 仁(Ieda Hitoshi)
東京大学大学院工学系研究科教授
1955年、東京生まれ。1978年、東京大学工学部土木工学科を卒業後、国鉄入社。新幹線のスピードアッププロジェクトの担当などを経て、1984年から東大助手。1986年助教授、1995年より教授(社会基盤学)。国土学、交通学、都市学を担当。学生からは「たくさんの伝えたいことを熱く語る先生」と評判である。著書に『都市再生〜交通学からの解答』(学芸出版社)など。
ウルリッヒ・ハインツェ(Ulrich Heinze)
東京大学教養学部教師
1966年、ドイツのボン生まれ。ベルリン自由大学で博士号を取得したのち、ハンブルクの放送局でジャーナリストとして勤務。フライブルク大学社会学部などを経て、2001年より東京大学教養学部で教鞭を執る。社会論や大衆メディアの国際化について研究。サックスやサッカーなど多彩な趣味の中でも異彩を放つのは“藤原紀香の哲学”。
村上 雅博(Murakami Masahiro)
高知工科大学工学部教授
1948年宮城県生まれ。秋田大学大学院鉱山学研究科を修了後、日本工営滑C外事業部、国連大学コンサルタント、世界銀行コンサルタント等を経て、現職(フロンティア工学コース)。1997年より主に中東やアフリカの水問題に取り組む。世界の水問題に関する著作『水の世紀』(日本経済評論社、2003)は国際水問題の入門書として知られる。
森田 茂紀(Morita Shigenori)
東京大学大学院農学生命科学研究科附属農場教授
鳥取大学乾燥地研究センター客員教授(併任)
1954年横浜生まれ。「根」の研究の第一人者として知られ、国際根研究学会(IRSS)副会長などをつとめる。「根のデザイン」という観点から乾燥地での作物栽培に取り組むなど、ユニークな研究を行っている。
山下 晋司(Yamashita Shinji)
東京大学大学院総合文化研究科教授
1948年山口県生まれ。文化人類学の視点より観光開発や国際移動の研究に取り組む。関心地域は東南アジア、特にインドネシアとマレーシア。編著書に、『観光人類学』(新曜社、1996)『バリ―観光人類学のレッスン』(東京大学出版会、1999)など。
環境三四郎メンバー
この講義では、後藤先生の講義の時間を頂いて、環境三四郎メンバーである鎌田雄一郎(理科一類2年)、田辺佑輔(文科二類2年)、田村康一郎(文化三類2年)、神戸康聡(理科一類3年)の4名が、企業や行政などに取材した結果をもとに発表を行った。こうした発表は時折あり、1999年に行われた「割り箸から見た環境問題」という発表の講義録ページは、「割り箸」でインターネット検索をかけると必ずといっていいほど上位にリストアップされる。
山下 英俊(Yamashita Hidetoshi)
一橋大学大学院経済学研究科専任講師
1973年長野市生まれ。東京大学在学中の1993年「環境三四郎」の立上げに参加。「環境の世紀」講義の立ち上げにも関わる。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程中退後、同大学院新領域創成科学研究科環境学専攻助手を経て、2004年より現職。博士(学術)。これまでに、リサイクルの新たな指標「循環度」の構築、産業廃棄物税の経済評価などの研究を行う。共編著に『アジア環境白書2003/04』(東洋経済新報社)。
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