まちをひらく技術
─建物・暮らし・なりわい─地域資源の一斉公開

著者紹介


オープンシティ研究会
岡村祐、野原卓、田中暁子により2011年秋から活動開始。まちを「ひらく」ための技術として、建築、庭、工場等の地域資源を一斉公開するプログラム「オープンシティ・プログラム」に着目し、開催地域・主催者・資源所有者のモチベーションや開催意義、あるいは歴史的展開等について理論研究を進めてきた。2012年「オープンハウス・ロンドン」の主宰ヴィクトリア・ソーントン女史へのインタビュー調査を皮切りに、ロンドン、パリ、ブリュッセル、ニューヨーク、ロッテルダムなどの海外事例調査や、国内各地の事例調査を実施してきた。

岡村祐(おかむら ゆう)
⇒理論編:2章、3章3・4節、4章 事例編:事例1、2、3、4、11、15、19
首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学域准教授。1978年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修士課程修了。2008年同大学院博士課程修了。首都大学東京特任助教・助教を経て、2016年4月より現職。この間、2013年にウェストミンスター大学(英国ロンドン)に客員研究員として在籍。(一社)おおたクリエイティブタウンセンター副センター長、NPO 法人アーバンデザインセンター・茅ヶ崎副センター長。共著に『観光まちづくり』『文化ツーリズム学』『都市経営時代のアーバンデザイン』など。

野原卓(のはら たく)
⇒理論編:1章、3章1節 事例編:事例6、10、12、13、14、16、17、18
横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。1975年生まれ。2000年東京大学大学院工学系研究科(都市工学専攻)修了、設計事務所勤務の後、東京大学助手(助教)等を経て、2010年より横浜国立大学大学院工学研究院准教授、2011年より現職。2017年より(一社)おおたクリエイティブタウンセンター、センター長。岩手県洋野町、福島県喜多方市、東京都大田区、神奈川県横浜市等の幅広い対象をフィールドに、地域資源を生かしたまちづくりや都市デザインマネジメントについての実践活動・研究を展開している。共著に『図説 都市空間の構想力』『都市経営時代のアーバンデザイン』『アーバンデザインセンター』など。

田中暁子(たなか あきこ)
⇒理論編:3章2節 事例編:事例5、7、8、9、20、21、22
公益財団法人 後藤・安田記念東京都市研究所主任研究員。1978年生まれ。2001年東京大学工学部都市工学科卒業。2008年同大学院博士課程修了。2003年〜 2005年ブリュッセル自由大学に留学(ベルギー国フランス語圏共同体奨学金留学生)。2017年4月より現職。共著に『都市美』『雑誌『都市問題』にみる都市問題』など。