知覚を刺激するミュージアム
見て、触って、感じる博物館のつくりかた

略歴


平井康之(Yasuyuki HIRAI)[1章]
九州大学大学院芸術工学研究院デザインストラテジー部門准教授。1961年生まれ。京都市立芸術大学卒業後、コクヨ株式会社にデザイナーとして勤務。在職中の1990〜92年にイギリスのロイヤルカレッジ・オブ・アートへ留学。マスターを取得し帰国後、アメリカのデザインコンサルタント会社IDEOに4年間勤務。九州芸術工科大学(現・九州大学)助教授を経て、2003年より現職。著書に『インクルーシブデザイン―社会の課題を解決する参加型デザイン』(編著、学芸出版社)など。

藤 智亮(Tomoaki FUJI)[2章]
九州大学大学院芸術工学研究院デザインストラテジー部門助教。1969年生まれ。九州芸術工科大学工業設計学科を卒業後、株式会社日立製作所にエンジニアとして勤務。九州芸術工科大学(現・九州大学)助手を経て、2003年より現職。著書に『設計者のための慣性モーメント設計計算』(共著、日刊工業新聞社)、『初めて学ぶ図学と製図』(共著、朝倉書店)など。

野林厚志(Atsushi NOBAYASHI)[3章]
国立民族学博物館教授。1967年生まれ。東京大学大学院理学系研究科中退。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、国立民族学博物館助手を経て現職。著書に『イノシシ狩猟の民族考古学―台湾原住民の生業文化』(御茶の水書房)、『百年來的凝視』(編著、順益台湾原住民博物館)など。

真鍋 徹(Tohru MANABE)[4章]
北九州市立自然史・歴史博物館自然史担当係長(学芸員)。1962年生まれ。広島大学総合科学部卒業、岡山大学大学院自然科学研究科修了。博士(学術)。1994年から北九州市立自然史博物館に勤務。2002年11月からは北九州市立自然史・歴史博物館に勤務。専門は森林生態学。著書にLandscape Ecology in Asian Culture(共著、Springer)など。

川窪伸光(Nobumitsu KAWAKUBO)[4章]
岐阜大学応用生物科学部教授、種生物学会会長。1959年生まれ。信州大学農学部卒業、東京都立大学理学研究科博士課程退学。理学博士。鹿児島大学理学部、同教育学部、岐阜大学教養部、同農学部、カリフォルニア大学進化生態学部などを経て、2004年から岐阜大学応用生物科学部に勤務。専門は植物系統分類学、進化生態学、島嶼生物学。著書に『花生態学の最前線』(編著、文一総合出版)など。

三島美佐子(Misako MISHIMA)[5章]
九州大学総合研究博物館開示研究系准教授。1969年生まれ。富山大学理学部修士課程、東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。牧野標本館研究生、九州大学理学研究院にて学術振興会特別研究員(PD)、自然科学研究機構基礎生物学研究所にてCOE研究員としてのポスドクを経て、2002年に九州大学総合研究博物館に助手として着任。2007年助教、2010年より現職。