はじめに
第1章 メインストリートプログラムを学ぶ意味
1 日本の中心市街地の状況
1 全敗に近い中心市街地活性化
2 アメリカ買い物体験
3 日本の商店街の良い店・健闘している店
4 まちづくり三法改正の意味と課題
2 中心市街地活性化には、ソフト・パワーが必要
1 「地方都市問題」として中心市街地を捉える
2 中心市街地に必要なものは「ソフト・パワー」
3 メインストリートプログラムを学ぶ意味
第2章 メインストリートプログラムの理念と仕組み
1 メインストリートプログラムの理念
1 メインストリートプログラムの誕生
2 生活の質の向上という基本戦略
2 メインストリートプログラムの仕組み(四つのアプローチ)
1 四つのアプローチを戦術とするシンプルな構成と同時並行的運用
2 四つのアプローチ(メインストリートアプローチ)の概要
3 メインストリートプログラムの導入・運用の体制と仕組み
1 全米〜州〜ローカルの3層構造の組織
2 メインストリートマネージャーの役割
3 メインストリートプログラムの導入条件
4 導入後の成果
5 成功のための八つの鍵(キーポイント)
第3章 アメリカ中心市街地の推移とメインストリートプログラムの誕生
1 アメリカの中心市街地再生の軌跡
1 ダウンタウンの繁栄から衰退そして再生へ
2 ダウンタウン再生の手法
3 ビクター・グルーエンとショッピングモール
4 ダウンタウン再生の方向性
2 メインストリートプログラムの誕生と成長
1 ステージ1:メインストリートプログラムの誕生(1977〜80年)
2 ステージ2:ナショナル・メインストリートセンターの設立と全米展開(1980〜83年)
3 ステージ3:プログラムの拡張(1984〜90年)
4 ステージ4:プログラムの多様化(1990〜2003年)
第4章 メインストリートプログラムの実践と展望
1 メインストリートプログラムを支えているもの
1 街に対する深い愛情
2 何よりも大切なものは「人」と「組織」
3 活動するにはまず「資金調達」
2 州・シティワイド(大都市)・メインストリート組織の取り組み
1 シティワイド(大都市)・メインストリート組織:ボストン・メインストリート
2 州メインストリート組織:ノースカロライナ・メインストリートセンター
3 ローカル組織の取り組み
1 ボストン市ハイドパーク地区
2 ボストン市ブライトン地区
3 ノースカロライナ州モーガントン市
4 ノースカロライナ州シェルビー市
4 ナショナル・メインストリート大会の役割
1 地元の人々が参加して大会を演出
2 キックオフイベント「総会」
3 共通関心事を勉強する「セミナー」
4 地道な活動にも晴れ舞台を!「ナショナル・メインストリート賞」表彰式
5 メインストリートプログラムの今後の展開
1 プログラムの到達点と方向性
2 これからの展望
第5章 メインストリート地区の実施戦略:包括的なまちづくりガイドライン
1 ワラワラ市のメインストリート活動
2 ワラワラ市ダウンタウンのデザイン基準
1 策定主体
2 目次と構成
3 デザイン基準の特徴
4 デザイン基準の現在の運用状況
5 デザイン基準の今後の運用方法
第3部 日本におけるメインストリートプログラム導入の試みと展望 |
第6章 日本におけるメインストリートプログラムの試行的取り組み
1 日本での取り組みの問題と先進事例について
1 日本における既存の取り組みの問題
2 紹介する国内事例の特徴
2 先進事例の紹介
1 事例A:神楽坂・NPO法人 粋なまちづくり倶楽部の取り組み
2 事例B:沖縄・安慶名地区のマネージメントの取り組み
3 事例C:東京商工会議所・地域創造センターのエリアマネジメント事業
第7章 日本におけるメインストリートプログラム応用の展望と課題
1 日本の中心市街地の現状と方向性
1 市民が戻らない中心市街地
2 ナショナルトラスト・メインストリートセンターが考えるダウンタウンの重要性
3 誰のための、何のための中心市街地か
4 中心市街地のポテンシャルによる二つの方向
2 日本におけるメインストリートプログラム応用の可能性と課題
1 「自己流」まちづくりの限界
2 日本人は組織づくりが苦手?
3 日米で共通すること、異なること
3 日本版メインストリートプログラムの開発と普及に向けて
1 マネージメント組織の要諦は「人」「金」「絆」
2 日本版メインストリートプログラムの開発と普及に向けた提言
1 ダウンタウン・ワラワラ・デザインスタンダード(要旨)
2 アメリカ中心市街地ショッピングストリートデザインの重要原則
参考文献一覧
あとがき
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