場のデザインを仕事にする
建築×不動産×テクノロジーでつくる未来



はじめまして。

この本は「場」をキーワードに事業をつくっている
ツクルバという会社の創業者二人で書いた本です。

個人の想いから事業のタネが生まれ、
それを育てながら、チームが会社という組織になっていく。
その過程で考えたことを時間軸に沿って本にしました。

この本を手に取ってくれているあなたはどんな方だろう。

「場のデザイン」という言葉が気になるという方でしょうか?
もしくは、今の仕事に向きあうことに少し悩んでいる方?
少しでもあなたの「?」とつながる話ができれば
こんなに嬉しいことはありません。

あなたがつくりたい「場」はどんな場ですか?
そして、どんな「仕事」をつくってそれを実現していきますか?

そんなことを頭の片隅に考えながら、この本を読んでみてください。

創業から6年目。これまでもこれからも、道無き道を行く挑戦の毎日です。
これまでになかった「場」をつくり、それを当たり前にしていきたい。
そして目指すのは、事業を通じて社会を進化させること。

この本にまとめた実践はまだまだ数少ないですが、
そのなかから場のデザインを仕事にするヒントを
見つけていただけたら幸いです。

ツクルバ 中村真広・村上浩輝


この本の構成について
 1章と2章は、ツクルバという会社の創業者二人が起業するまでを、それぞれ自分語りで書きました。個人的な原体験を知っていただいたほうが、なぜツクルバという会社を立ち上げ、場をつくる事業をしているのか、をより理解していただけると思います。
 3章は起業の頃の話。何がきっかけで人生が変わっていくのか、誰も予測なんてできません。一歩踏み出すことに悩んでいる方にこそ、読んでいただきたい章です。
 そして4章は、社会に必要とされる「場」を想像しながら「仕事」をつくり、それを形にしていく実践を事業ごとにまとめました。場のデザインの実例集としてお読みください。
 最後に5章。場を発明し続ける組織を目指す上で、どのようなことを大切にしているかを書いています。これからチームをつくって活動していこうとしている方にとって、参考になれば幸いです。