日本で実践するバウビオロギー


著者紹介

石川恒夫〔いしかわ つねお〕[はじめに、10章]
前橋工科大学大学院助教授。泣rオ・ハウス・ジャパン代表取締役。1962年生まれ。早稲田大学大学院修了。91〜93年ミュンヘン工科大学留学。工学博士。一級建築士。専門は建築設計、建築生物学。著書に『健康な住まいへの道』(訳、建築資料研究社)、『バウビオロギーという思想』(共著、建築資料研究社)など。作品に「あらいキンダークリニック」「赤堀の家」など。

フォルカー・ツァーン〔Volker Zahn〕[1章]
1940年生まれ。ミュンヘン大学医学部婦人科教授を経て、シュトラウビングにあるザンクト・エリザベト・クリニック婦人科長(2004年まで)。専門は婦人科学に加え、出生前医学、栄養医学。ドイツで最初の環境衛生医。バウビオローゲ(建築生物学者)。

坊垣和明〔ぼうがき かずあき〕[2章]
独立行政法人建築研究所・首席研究員。前橋工科大学非常勤講師。1949年兵庫県生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業。工学博士。一級建築士。専門は建築環境工学。室内環境の快適性、省エネルギー、シックハウス問題などに取り組む。著書に『寿命を縮める家』(共著、講談社ブルーバックス)、『オフィスの室内環境評価法』(共著、ケイブン出版)など。

樫野紀元〔かしの のりもと〕[3章]
前橋工科大学大学院教授。1946年生まれ。東京大学大学院修了後、建設省入省。同省研究部長を経て現職。工学博士。一級建築士。80〜81年ノルウエー・トロンドハイム大学留学。専門は建築社会学。著書多数。94年日本建築学会賞、95年建設大臣賞、99年科学技術庁長官賞、01年スガ財団科学技術賞受賞。

菅原明子〔すがはら あきこ〕[4章]
菅原研究所所長。1976年東京大学医学部疫学教室にて博士課程修了。保健学博士。83年エッソ女性科学者奨励賞受賞。日本健康医学会評議委員、日本アーユルヴェーダー医学会顧問、農林水産省環境保全型農業推進委員会委員。著書に『マイナスイオンの秘密』(PHP文庫)、『美人を作る韓国食』(地球丸)など。

濱田ゆかり〔はまだ ゆかり〕[5章]
ひと・環境計画副代表。シックハウスコンサルタント。エコ建材研究家。
武蔵野美術大学卒業。1995年ひと・環境計画設立より勤務。二級建築士。 ひと・環境計画主催「エコスの会」発行の情報誌「エコS<CODE NUM=0092>」編集人。自ら化学物質過敏症に罹患。著書に『ナチュラルハウスをつくろう』(共著、白馬社)、『健康な住まいづくりハンドブック』(共著、建築資料研究社)。

マテー ペーター〔Mathae Peter〕[6章]
自然の住まい椛纒\取締役。1959年オーストリア・シュタイアマルク州生まれ。ウィーン大学日本学科修士課程修了。84年より長野県在住。89年よりオーストリアTEAM7社の自然家具の輸入を始める。96年自然の住まい鰍設立。健康な住空間づくりを提案している。

永易由起〔ながやす ゆき〕[6章]
1960年生まれ。98年自然の住まい鞄社。

林慧次郎〔はやし けいじろう〕[7章]
蒲ム藤ハウジング代表取締役。1947年生まれ。東洋大学工学部建築学科卒業。一級建築士。インテリアプランナー。78年より大工と共に家づくりをするなかで伝統工法の素晴らしさを学ぶ。以後、自然素材、産直、省エネの住宅づくりに邁進。「ぐんまの家 設計・建設コンクール」(住宅金融公庫北関東支店賞)、「大地に還る住宅 全国提案競技」(優秀賞)を受賞。

三井所清典〔みいしょ きよのり〕[8章]
アルセッド建築研究所代表。1939年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院博士課程修了。一級建築士。68年芝浦工業大学講師、82〜06年同大学教授。専門は建築設計、まちづくり。作品に「佐賀県立九州陶磁文化館」(日本建築学会賞、建設業協会賞)、「神野御茶屋・隔林亭」(日本建築学会作品選奨)など受賞多数。著書に『領域を越えて』(共著、(社)日本建築家協会関東甲信越支部)など。

豊原寛明〔とよはら ひろあき〕[9章]
国土交通省国土技術政策総合研究所・都市防災研究室長。1964年生まれ。九州大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。専門は都市計画、市街地環境。98〜01年建設省技術調査官及び国土交通省技術開発官を歴任。主なプロジェクトに「シックハウス対策技術の開発」「エネルギーと資源の自立循環型住宅・都市基盤整備支援システムの開発」など。