タウンリゾートとしての商店街
目 次
プロローグ 都市から商店街を考える 9
全文
商店街の不振 9
商店街の崩壊=地域の衰退ではない 9
商店街は本当に必要か 11
商店街整備の限界 11
都市から商店街を考える三つの視点 13
- 商店街そのものについて 13
- 都市の魅力という側面 13
- 都市開発における新しい商店街の創造 14
第1章 商店街を考える 15
1・1 商店街をどう捉えるか 16
商店街とは何か 16
商店街は集住と集商の複合体 19
1・2 商空間の原風景 22
原風景としての市場 22
- 市場型の原型 22
- 卸売市場 23
- 公設市場 24
- 露店市 26
原風景としての町家 26
- 「みち」と「まち」の成立 26
- 商空間としての町家 29
1・3 商店街を二つに分ける 30
役に立たない商店街の細分類 30
近隣型と広域型に分ける 31
- 近隣型 31
- 広域型の専門性 31
- 広域型の観光性 32
生活が根づいた街 33
1・4 商店街の魅力をさぐる 36
商店街が息づいていたころ 36
商空間のオリジナルを求めて 38
商店街の本場、関西 39
商店街は都市の文化遺産である 42
- 商店街の歴史的意味と現代的機能 42
- 下町の再発見 43
商店街の魅力は空間資源にある 46
賑わい空間 48
界隈空間 49
1・5 都市と商店街のこれから 50
都市の発展と商店街の役割 50
都市的コミュニティの中での商店街 51
商店街商人の活力喪失 53
第2章 町家から商店街を考える 55
2・1 町家の歴史にみる職住空間 56
中世の町家と町の発生 56
近世の町家と居住空間 59
近代の町家と職住分離 62
2・2 職住一致の生活を取り戻せ 64
地価高騰と活力の低下 64
都市に住む覚悟 66
職住一致の生き方 68
- 楽を求めて商売はない 69
- 会社ホリックでなくワークホリックへ 70
- 女がついてくるか 71
- 新しい町家が必要だ 72
商店街整備の功罪 72
- デザイン優先の失敗例 74
- 本物とニセ物のデザイン 76
- 片側アーケードの貧困 79
カラーフォトギャラリー
フォトギャラリー抜粋目次
本書カラーフォトギャラリーを抜粋して掲載しています(jpgファイル)
商店街空間の魅力 81
フォトギャラリー
- 「くらし」のある風景 82
- にぎわう 86
- くつろぐ 90
- 楽しみの演出 94
魅力の要素 97
フォトギャラリー
- はみだし 98
- 店構え、人構え 102
- 看 板 106
- アーケード 108
- アーチ 110
- ペーブメント 112
- ストリート・ファニチャー 114
- 曲り道 116
- 坂を歩く楽しみ 120
- にぎわう辻 124
- 横町・裏通り・通り抜け 128
- 町家と仕舞屋 132
五感の演出 135
フォトギャラリー
- 照明の効果 136
- 音 138
- 匂い 140
- 空気 142
第3章 商店街を生かす、都市を変える 145
3・1 商店街は保存すべし 146
画一的近代化をやめよう 146
商店街は乱雑さを失うな 147
アーケード不要論 148
アーケード文化を守れ 150
近隣文化を支える商店街を保存せよ 153
空堀商店街にみる商店街文化 156
- 空堀商店街の魅力は業種構成である 157
- 空堀商店街の魅力は「人」である 159
- 空堀商店街の魅力は空間にある 160
- 商店街文化を生かすには 163
3・2 現代町家による商店街の再生 164
サラリーマン的商店主に未来はない 164
商店街に住み続けよう 165
- 商人道なくして商売はない 166
- 伝統的都市居住は楽しい 167
- 町家を建て替えよう 168
快適な現代町家とは 169
- ほんとうの商住一致 169
- マンション付き現代町家 170
- オーナーハウスとの違い 171
- 高層低密ではなく中層高密へ 172
バンコクに見る中層高密商住一致空間 173
- 多様な業種 174
- 生きる商人道 175
- 多様な職業選択を支える都市装置 175
3・3 商住一致を支える施策 176
今までの振興施策 176
- 抜け落ちた個店振興の視点 176
- 特定商業集積法は画期的か? 177
- 既存商店街の再生施策を 178
21世紀に向けた振興施策のあり方 181
- 近隣型の歯抜け商店街を再構築する 181
- 制度の特色 182
職住融合化地区制度の概要 182
職住融合化地区制度による整備内容 183
- 建設省の制度 183
- 通産省、中小企業庁の制度 185
- 総合的推進体制の確立 190
3・4 タウンリゾートとしての商店街再生 191
リゾート空間の本質 191
- リゾートの意味 193
- リゾートはゴロ寝に近い 193
- 本来の目的はくつろぎにある 194
シティリゾートとは何か 195
- シンボル装置から交流空間へ 195
- 中心から周縁へ 196
- 盛り場から半日常的空間へ 197
- トレンドから日常性の見直しへ 198
- 大規模開発に傾くアーバンリゾートとの違い 200
シティリゾートとしての商店街再生 200
- 広域型商店街にとっての意味 200
- 近隣型商店街にとっての意味 203
タウンリゾートとしての商店街 204
- 生活感の中に光るものがある街 204
- 一軒の店からでも始められる 205
3・5 ニュータウンにおける町家型商店街のコンセプト 206
ニュータウンでの失敗 206
- 千里ニュータウンでの経験 207
- 欠けていたのは住商一致の視点 208
- 変化に対応できなかった「施設計画」 209
- 装置型から住商複合街区の計画へ 210
ベイエリアにおける商業開発の潮流 211
- ベイエリア観光型商業開発の限界 212
- 日常生活が不便な埋立地の都市開発 214
幕張新都心の実験と新しい商店街の予感 215
- 地区センターのない計画 215
- 商店街を意識したデザイン 216
- 住・商分離に限界が 220
あとがき
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