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「まちづくりニュース」は、「まちづくり状況を写す鏡」

新長田駅北地区土地区画整理事業(五位池線より東側)地区のまちづくりニュース

(株)久保都市計画事務所 久保 光弘

T.まちづくりニュースの役割 ・まちづくりニュースは、土地区画整理事業等についての正確な情報提供、住民と役員会をつなぐ情報・連絡のパイプ、まちづくり計画におけるその時その時の節目づくり、まちづくりイメージの共有等の役割とともに、ニュース発行を通じてバラバラになっている住民の連絡網の維持管理が行われるなどコミュニティを継続する上での役割をもっている。

1)「まちづくり提案」までの主な役割

  1. 土地区画整理事業、建築基準法、道路・公園等公共施設の機能と配置、共同化・個別・協調等住宅再建等の基礎的知識や情報の提供。これは、まちづくりについて話し合う場合の共通の土俵づくりとして不可欠。
  2. 市の担当者の説明報告。特に初期段階は、誤解をなくし住民と行政との信頼関係を改善する上でたいへん重要。
  3. 協議会役員会での討議内容の骨子の報告。住民の役員会への信頼感やまちづくり議論の共有をする上で重要。
  4. 「まちづくり提案」の周知。「まちづくり提案」は、区画整理事業や将来のまちづくりの基礎であり、周知徹底は不可欠

2)「地区計画要望提出」「共同建替準備会結成」までの主な役割

  1. 地区計画についての基礎的情報提供と「地区計画案」に対する周知。
  2. 共同建替についての情報提供と共同建替準備会への募集
  3. 協議会合同ニュース発行による協議会間の一体感や協力関係の形成

U.これからのまちづくりの展望 ・新長田駅北地区においては、一部仮換地が始まっている。五位池線より東側においては、各協議会間の連携によって共同建替街区を5ケ所に集約し、五位池線より東側の共同建替希望者は、ほぼ全員の参加が可能となっている。いずれの共同建替街区においても共同建替準備会レベルに至っており、本年中に着工することを目指している。

・川西・大道・細田・神楽の6協議会は、昨年に合同で、産業(工業系)勉強会を開催したが、現在、産業部会の設立の準備が進んでいる。

・商業や道路公園等環境整備についての取り組みについても一部協議会から声が出てきており、他の協議会との足並みに合わせてより広い範囲での協議会連合による取り組みが進むものと予測される。

図
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