地域資源を活かす温暖化対策
自立する地域をめざして
目次
はじめに
第T部 なぜ地域で温暖化対策が必要なのか
第1章 世界と日本の温暖化対策[田浦健朗・平岡俊一]
1 世界で取り組む温暖化対策
2 国内の温暖化対策
3 地域での温暖化対策の必要性
第2章 自治体による温暖化対策[平岡俊一・伊与田昌慶]
1 温暖化対策に関連する条例・計画
2 自治体による温暖化対策の最新動向
3 自治体による対策の今後の課題
4 地域将来像の具体化、共有
第3章 地域づくりを視野に入れた温暖化対策[新川達郎]
1 なぜ地域づくりを視野に入れなければならないのか
2 地域で温暖化対策が進まない理由
3 温暖化対策を進めるためにはどうすればよいのか
4 地域づくりと温暖化対策の政策統合をどのように組み立てるのか
5 地域づくりの中に温暖化対策を
6 ローカル・ガバナンスをつくる
第4章 温暖化対策における地域資源とは[平岡俊一]
1 温暖化対策における地域資源の重要性
2 地域資源の分類と内容
3 地域資源の特徴
4 地域資源の活用
5 周囲に存在する地域資源の把握と活用
第U部 国内外の先進事例に学ぶ
第5章 NPO地域づくり工房(長野県大町市)──小水力、菜の花等を活かした仕事おこし[平岡俊一]
1 大町市におけるNPO地域づくり工房の活動
2 活動を推進する地域資源
3 活動企画・実行のプロセス、地域づくり工房の役割
4 今後の展望
第6章 温泉観光地──サステイナブルツーリズムを目指して[平岡俊一・新川達郎]
1 なぜ温泉観光地なのか
2 三朝温泉(鳥取県三朝町)での取り組み
3 伊香保温泉(群馬県渋川市)での取り組み
4 温泉観光地の潜在的可能性
第7章 高知県檮原町──森の恵みを活かした地域づくり[豊田陽介]
1 森林資源を活かした温暖化対策
2 多様な地域資源の活用
3 さらなる地域活性化に向けて
第8章 岩手県巻町──エネルギーと食料自給の地域づくり[豊田陽介]
1 ミルクとワインのまちづくり
2 再生可能エネルギー普及の地域づくり
3 取り組みを支える地域資源
4 今後の課題と展望
第9章 滋賀県野洲市──地域通貨による地産地消の仕組みづくり[平岡俊一・和田武]
1 地域通貨を利用した温暖化防止活動
2 近年の取り組み動向
3 地域資源の活用
4 行政の役割
第10章 富山市──公共交通を賢く使うコンパクトシティ[豊田陽介]
1 公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり
2 公共交通の活性化
3 地域資源を効果的につなぐ
4 市民参加を促す仕組みづくり
第11章 京都市──パートナーシップで築く低炭素都市[田浦健朗・新川達郎]
1 温暖化対策の歩み
2 NGOによるパートナーシップ活動
3 パートナーシップによる取り組みの成果
4 低炭素のまちを実現するために
5 千年都市に蓄積された地域資源
第12章 ドイツ──再生可能エネルギーによる農村活性化[和田武]
1 再生可能エネルギー普及政策と経済発展
2 風力発電や太陽光発電普及に取り組む
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・リュプケ・コーク村
3 村民出資の大規模市民太陽光発電所を建設したローデネ村
4 ランゲンホルン町とボルデルム町のバイオガス・コジェネレーション発電所
5 農村再生に有効な再生可能エネルギー
第13章 アメリカ──再生可能エネルギーによるコミュニティ再生[豊田陽介]
1 世界の再生可能エネルギー市場を牽引するアメリカ
2 ハワイ州での取り組み
3 メイン州における取り組み
4 コミュニティレベルまで浸透する取り組み
第V部 地域を活性化する温暖化対策を考える
第14章 温暖化対策と地域活性化が成功する条件[新川達郎]
1 取り組みが進んでいる背景や要因
2 政治と行政の役割
3 キーパーソンの重要性
4 取り組みが成功する条件
5 成功の決定的条件は市民参加
6 取り組みの評価とその指標化
第15章 地域資源を活用する温暖化対策の推進[平岡俊一・豊田陽介・田浦健朗]
1 地域資源を把握する
2 地域資源を活用する
3 地域資源を活用する担い手
4 地域資源を活用する温暖化対策の推進に向けて
おわりに
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